「光る君へ」反道長同盟?伊周呪詛→復帰&ききょう一矢報いる「枕草子」爆誕「政治の道具に」ネット沸く

2024年07月28日 20:45

芸能

「光る君へ」反道長同盟?伊周呪詛→復帰&ききょう一矢報いる「枕草子」爆誕「政治の道具に」ネット沸く
大河ドラマ「光る君へ」第29話。藤原伊周(三浦翔平)は藤原道長を呪詛し…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は28日、第29話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第29話は「母として」。まひろ(吉高由里子)の娘・賢子は数えの3歳に。子煩悩な藤原宣孝(佐々木蔵之介)に賢子も懐き、幸福なひと時を過ごしていた。藤原道長(柄本佑)はまひろを案じ、越前国守の再任が叶わず帰京した藤原為時(岸谷五朗)に子の指南役を頼む。藤原詮子(吉田羊)の40歳を祝う儀式が土御門殿で盛大に執り行われるが、その身体は弱り…という展開。

 長保3年(1001年)、ききょう(ファーストサマーウイカ)は続きを書き進めた「枕草子」を手に、まひろを訪問。「(定子の)影の部分も知りたいと思います。人には光もあれば、影もあります。人とはそういう生き物なのです。それが、複雑であればあるほど、魅力があるのです」という感想に「皇后様に影などはございません!あったとしても、書く気はございません。華やかなお姿だけを、人々の心に残したいのです」と語気を強めた。

 「皇后様のお命を奪った左大臣にも、一矢報いてやろうという思いでございます」「左大臣は競い合っておられた皇后様のご兄弟を遠くへ追いやり、皇后様が出家なさったのを口実に、帝から引き離し、己の幼い娘を入内させ中宮の座に就けました。帝にさえ有無を言わせぬ行為なやり口と嫌がらせに、皇后様はお心も身体も弱ってしまわれたのです」「まひろ様も騙されてはなりませんよ!左大臣は、恐ろしき人にございます」

 ききょうは藤原伊周(三浦翔平)に面会。「皇后様の素晴らしさが、皆の心の内に末永く留まるように、これを宮中にお披露目いただきたく存じます」。伊周は「私が何とかいたそう」と約束した。

 「四十の賀」の最中、詮子が倒れる。最愛の妹を失い、復讐に燃える藤原伊周(三浦翔平)は道長を呪詛していた。

 一条天皇と敦康親王(高橋誠)のため、伊周の怨念の鎮めたい詮子の“遺言”通り、伊周は元の位に復帰。一条天皇と久々の対面を果たし「枕草子」を献上した。

 「後世に『枕草子』と呼ばれるこの書物の評判は、道長を脅かすこととなる」(語り)

 ききょうの影響か、まひろは“物語”を書き始めた。

 SNS上には「呪詛が詮子様の方に効いて皮肉だ」「怨念、ご存じだったのね」「道長の大切なものをすべて奪う呪詛だから?」「枕草子(初版)爆誕」「美しく製本された枕草子」「左大臣憎い同盟爆誕」「反道長連合」「まひろの言葉で枕草子が誕生して、その枕草子に触発されて源氏物語が世に出る。いい関係だな」「枕草子が権力闘争の道具になっていくんだ」「枕草子が政治の道具に利用されていく流れが、非常に分かりやすく描かれている」などの声。定子のためだけに書かれた「枕草子」が宮中に広まる背景を巧みに描き、「源氏物語」誕生への影響も示唆したストーリー展開が反響を呼んだ。

 次回は第30話「つながる言の葉」(8月4日)が放送される。

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