大泉洋が涙 大学時代の親友と疎遠になった行き違い「悔しいですね。何もしてあげられなかった」
2024年09月19日 21:12
芸能
大泉は大学で演劇研究会に入り、しばらくしてその名を北海道中にとどろかせた深夜番組「水曜どうでしょう」もスタートした。「どこか忙しさにかまけて、何となく連絡を取らずに時が流れてしまって。それが僕の中では心残り」。友人とは徐々に疎遠になったというが、「一度、仕事の電話をしたと思うんですよね」と記憶をたどって話した。
番組では、その友人を取材。現在は札幌市役所で、道路の維持、管理をする事業に携わっているという。
友人によると、2人が疎遠になってしまった理由は、友人が大泉にかけた1本の電話がきっかけだった。仕事でイベントを行う際、行き詰まってしまったことがあったという。「自分の中で行き詰まってしまって、ふと彼が頭をよぎって、何かすがりたかったのか、何らかのアドバイスが欲しかった」。芸能活動などでイベントの経験が多い大泉に、相談を持ちかけたという。
「思いすぎかもしれないけど、そっけなかった気がするんですよ。それは忙しかったのか、タイミングが良くなかったのか、ばくぜんとそんなことを言われても反応のしようがなかったのか」。電話口の大泉の反応から、そんなことを思った友人は、忙しそうな大泉に遠慮し、連絡を取らなくなってしまったという。
VTRを見た大泉の目には、徐々に涙があふれ出た。「泣くと思わなかったな。ティッシュお願いします」。友人からの電話を、今も覚えているという。「“お前を(イベントに)呼ぶと、どうなるわけ?”って、今思うと照れ隠しで。実際、その時の僕は、単純にイベントに僕を呼びたいみたいな主旨に思えたから、“そういうのはなかなかやってないんだよね”というのと、“俺じゃ決められないんだ。事務所と話さなきゃいけない”ということを話して」。
そんなやりとりから生まれたすれ違いだった。「その時に彼が僕をいじってくるというか。“変わったな、お前も。金じゃないと動かないのか”とか言われて、そんなんじゃないけどさ」と振り返った。
「俺にとって彼は、すごい頼れる男だからさ」。大学時代に世話になったことを思い出しつつ、「その彼が行き詰まってるとは思わなかった」と正直に打ち明けた。「その時に彼が正直に言ってくれていれば、何をしても行っただろうなと思う。そりゃ行くよ。“お前、困ってるの?だったら何でもやってやる”って言ったと思う」と後悔を口に。「悔しいですね。何もしてあげられなかった」と涙をぬぐった。