「ふてほど」受賞ラッシュ17冠「東京ドラマアウォード」最多4部門!脚本賞クドカン「及び腰」も挑戦心
2024年10月28日 17:00
芸能
毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプラ社会に押し付けがましくなく一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、SNS上で大反響を呼んだ。
TBSと韓国の制作会社Basestory社が契約を締結。韓国版リメークの制作も決定している。
宮藤氏はビデオメッセージで「色々な人から攻めた内容だとか現代を斬っていると言われてはいるんですが、作品を作っている時は割と及び腰というか。こんなのやって大丈夫なのかな、と。しかも途中から完全に業界モノにもなっていくし、なかなか業界の人には評価してもらえないんじゃないかと思っていました」と明かし「僕たちのチャレンジ精神を認めていただけたのかな、と。今後も、こういう精神で作品を作っていきたいと思います」と喜んだ。
登壇した金子監督は86年当時は中学3年、現在は管理職としてコンプライアンスなどに向き合い「自分ごととして、いつも以上に1カット1カット、熱が入りました」と振り返った。
「東京ドラマアウォード」は08年にスタートし、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰。対象は前年7月1日~表彰年6月30日に放送された作品。