池畑慎之介 小学生時代から憧れた「初めて大好きになった方」大物歌手の思い出 助言を実現し「私の幸せ」
2024年10月28日 17:30
芸能
「紅白に出てる越路さんを見てですね、いやあ、この世のものとも思えないぐらい、動きと華麗さと、他の演歌の歌手とは全然違った空気感があって」と絶賛。「うちの母が、あなたコーちゃん好きなの?あたしもコーちゃん好きよって、ずっと言ってたんですよ。コーちゃんっていいよね」と話していたところ、母が言っていたのは俳優・里見浩太朗のことだったとして笑わせた。
それでも越路さんのリサイタルには何度も足を運んだという。「東京出て来て16歳からずっと亡くなるまでのステージは全て。お芝居も含めてですけど拝見して」と話し、「『人生は過ぎゆく』って歌があるんですけど、それをやらなかった時はがっかりするんですよ。毎回あれをね、暗くなって越路さんの顔のアップで、私たちが客席で見てますでしょ、2人きりになった気がするんですよ。それで“好きよ好きよ好きよ…”って。歌わない時はがっかりして帰ります」などと懐かしんだ。
当時日生劇場で行われていたリサイタルについては観衆についても「毎年皆さんお洋服も奇麗に、お着物着たりとか。でロビーを降りてくるのが皆さんステータスで」と語ると、「だからあのロング・リサイタルをよく続けてられたなと思って。素晴らしいと思いますよ」としみじみと話した。
越路さんとは、1度だけ話をする機会があったという。関係者から何度か楽屋に行くかと誘われても「遠く離れたコーちゃんでいてほしい。タレントと1ファンでいたいんです」と話していたが、結局会うことになったとし、「ドアがファッて開いたら、ガウン来て、タバコこうやって(くわえて)“あら、あなたピーターっていうの?可愛いわね”って。もうすっごいいい香水の匂いがして」と回顧。
「それ1回きりだったんです。越路さんにお会いしたのは。生でね」と話すと、「まああたしもデビューしたての頃だったんで、“『グッバイ・チャーリー』ってお芝居があるんだけど、あなた年取ったらおやりなさい”っておっしゃってくださったのを、(その後)やりました」と振り返った。
「向こう(海外)のコメディーってね、なんかハッピーでいいですよね」と目を細めると、「『グッバイ・チャーリー』を教えていただいて、やれたことが凄く私の幸せに」と言い切った。