ベッケンバウアー氏死去 指揮の下でW杯優勝時の主将を務めたマテウス氏「偉大で寛大だった」と追悼

2024年01月09日 10:43

サッカー

ベッケンバウアー氏死去 指揮の下でW杯優勝時の主将を務めたマテウス氏「偉大で寛大だった」と追悼
ローター・マテウス氏(ロイター)
 サッカーの西ドイツ(当時)代表の選手、監督としてW杯を制したフランツ・ベッケンバウアーさんが死去した。78歳だった。家族が8日に公表した。現地メディアなどが伝えた。
 サッカー界からは悼む声が相次ぎ、AP電によると、ベッケンバウアーさんが監督として西ドイツを優勝に導いた90年W杯イタリア大会で主将を務めたローター・マテウス氏(62)は「フランツの状態が良くないと知っていたが、衝撃は強い。彼の死はサッカーとドイツにとって大きな損失。選手、監督として最も偉大な人物の1人でピッチ外でも同様だった。彼を知る誰もがフランツがいかに偉大で寛大な人間だったか知っている」と振り返った。

 「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアーさんは西ドイツ代表で103試合に出場。主将で臨んだ地元開催の74年W杯で優勝に貢献した。

 バイエルン・ミュンヘンでは74年から欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇。バロンドール(当時欧州最優秀選手)に2度輝いた。西ドイツ代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリア大会では頂点に導き、主将と監督で世界一となった。Bミュンヘンの監督や会長も歴任した。

おすすめテーマ

2024年01月09日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム