ベッケンバウアー氏死去 W杯優勝時の盟友フォクツ氏は「ペレと並んで世界最高の選手」と追悼

2024年01月09日 11:17

サッカー

ベッケンバウアー氏死去 W杯優勝時の盟友フォクツ氏は「ペレと並んで世界最高の選手」と追悼
ベッケンバウアー氏(ロイター)
 サッカーの西ドイツ(当時)代表の選手、監督としてW杯を制したフランツ・ベッケンバウアーさんが死去した。78歳だった。現地メディアによれば、家族が8日に公表した。
 サッカー界からは悼む声が相次ぎ、ベッケンバウアーさんとともに74年W杯を制したベルティ・フォクツ氏(77)も追悼。AP通信によれば「ドイツは代表史上最高の選手、世界でもペレと並んで最高の選手を失った。彼とはU―18代表で一緒にプレーし、W杯でともに戦った。言葉がない」と思いをつづった。

 ロイター通信によれば、西ドイツ代表FWのカールハインツ・ルンメニゲ氏(68)は「ドイツ・サッカーの歴史を上書きし、長く続く影響を残した」と指摘。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(53)は「ドイツとサッカー界のレジェンド。歴史に描かれた功績と勝利を収めた」と称えた。

 「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアーさんは西ドイツ代表で103試合に出場。主将で臨んだ地元開催の74年W杯で優勝に貢献した。バイエルン・ミュンヘンでは74年から欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇。バロンドール(当時欧州最優秀選手)に2度輝いた。西ドイツ代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリア大会では頂点に導き、主将と監督で世界一となった。Bミュンヘンの監督や会長も歴任した。

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