ドイツ代表のナーゲルスマン監督はベッケンバウアー氏の役割を称賛「リベロの解釈が試合を変えた」

2024年01月09日 11:20

サッカー

ドイツ代表のナーゲルスマン監督はベッケンバウアー氏の役割を称賛「リベロの解釈が試合を変えた」
ベッケンバウアー氏(ロイター)
 サッカーの西ドイツ(当時)代表の選手、監督としてW杯を制したフランツ・ベッケンバウアーさんが死去した。78歳だった。現地メディアによれば、家族が8日に公表した。
 サッカー界からは悼む声が相次いだ。AP通信によれば、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督(36)は「ドイツのサッカーで史上最高の選手。彼によるリベロの解釈が試合を変えた。この役割とボールに対する緊密さが彼を自由にした。彼は芝の上の浮かぶようにプレーした」とDFながら攻撃にも参加する役割を確立した故人の偉業を称えた。

 また、バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表FWトーマス・ミュラー(34)は自身のSNSで「バイエルンの歴史で最も偉大な選手の1人が去った。皇帝フランツ、我々はあなたとあなたがドイツのサッカー界に残したものを忘れない」と追悼した。

 「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアーさんは西ドイツ代表で103試合に出場。主将で臨んだ地元開催の74年W杯で優勝に貢献した。バイエルン・ミュンヘンでは74年から欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇。バロンドール(当時欧州最優秀選手)に2度輝いた。西ドイツ代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリア大会では頂点に導き、主将と監督で世界一となった。Bミュンヘンの監督や会長も歴任した。

おすすめテーマ

2024年01月09日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム