皇帝ベッケンバウアー氏を将軍プラティニ氏が追悼「気品と思いやり、友情を象徴」

2024年01月09日 11:44

サッカー

皇帝ベッケンバウアー氏を将軍プラティニ氏が追悼「気品と思いやり、友情を象徴」
ベッケンバウアー氏(ロイター)
 サッカーの西ドイツ(当時)代表の選手、監督としてW杯を制したフランツ・ベッケンバウアーさんが死去した。78歳だった。現地メディアによれば、家族が8日に公表した。
 「皇帝」と呼ばれた名選手の死去を受け、サッカー界からは悼む声が相次いだ。フランス代表で「将軍」と呼ばれたミシェル・プラティニ氏(68)はAP通信の取材に応じ「皇帝が逝った。彼は気品と思いやり、友情を象徴した。生涯の友人でペレ、クライフ、チャールトンとともに私をサッカーに導いてくれた。私にとってはピッチ内外で品格のお手本だった」と故人をしのんだ。

 ベッケンバウアーさんは西ドイツ代表で103試合に出場。主将で臨んだ地元開催の74年W杯で優勝に貢献した。

 バイエルン・ミュンヘンでは74年から欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇。バロンドール(当時欧州最優秀選手)に2度輝いた。西ドイツ代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリア大会では頂点に導き、主将と監督で世界一となった。Bミュンヘンの監督や会長も歴任した。

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