ザガロ氏に続き、選手&監督でW杯優勝のベッケンバウアー氏が死去 3人目のデシャン氏が追悼

2024年01月09日 10:44

サッカー

ザガロ氏に続き、選手&監督でW杯優勝のベッケンバウアー氏が死去 3人目のデシャン氏が追悼
デシャン氏 Photo By スポニチ
 サッカーの西ドイツ(当時)代表の選手、監督としてW杯を制したフランツ・ベッケンバウアーさんが死去した。78歳だった。8日、現地メディアなどが伝えた。
 サッカー界からは悼む声が相次いだ。

 現地メディアなどによると、フランス代表を18年W杯ロシア大会で優勝に導いたディディエ・デシャン監督(55)は、自身が5日に亡くなった元ブラジル代表のマリオ・ザガロさん、ベッケンバウアーさんに続いて選手、監督としてW杯を制した史上3人目の人物になったことに言及。「18年に彼らの仲間入りしたことはとてつもない名誉だった。私の悲しみは国際サッカー界の巨人2人のテーブルに招かれて椅子を並べた際の喜び同様に大きい」と振り返った。

 「皇帝」と呼ばれたベッケンバウアーさんは西ドイツ代表で103試合に出場。主将で臨んだ地元開催の74年W杯で優勝に貢献した。バイエルン・ミュンヘンでは74年から欧州チャンピオンズ杯(現欧州チャンピオンズリーグ)を3連覇。バロンドール(当時欧州最優秀選手)に2度輝いた。西ドイツ代表監督では86年W杯メキシコ大会で準優勝。90年イタリア大会では頂点に導き、主将と監督で世界一となった。Bミュンヘンの監督や会長も歴任した。

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