パナソニック 圧勝で1位突破、ライリー初のハット 日本代表入り前進

2021年04月11日 05:30

ラグビー

パナソニック 圧勝で1位突破、ライリー初のハット 日本代表入り前進
<パナソニック・ヤマハ>後半6分、トライを決めるパナソニック・ライリー(撮影・吉田 剛) Photo By スポニチ
 【ラグビートップリーグ第7節   パナソニック55―19ヤマハ発動機 ( 2021年4月10日    熊谷 )】 4試合が行われ、ホワイトカンファレンスのパナソニックは計8トライでヤマハ発動機に55―19で圧勝。リーグ戦6勝1分けの無敗で1位突破を決めた。南アフリカ生まれ、オーストラリア育ちのCTBディラン・ライリー(23)が自身初のハットトリックを達成して勝利に貢献。12日には日本代表候補約50人が発表される予定で、大型CTBが大きくアピールした。
 福岡に堀江に稲垣、松田…。日本代表選手がひしめくパナソニックにあり、最も輝いたのがライリーだ。強いフィジカルに緩急自在のスピード、そして献身的なサポートで3トライ。マン・オブ・ザ・マッチにも輝き「今日の試合は勝ちにこだわった。多くのファンを喜ばせることができた」と穏やかな笑みを浮かべた。

 本人は「FWがハードワークし、いいボールが出てスペースが生まれたおかげ」と謙遜したが、この日は前に出る意欲にあふれた。前半15分、後半18分の2トライはともに、サポートの助けを借りずに決定力を発揮。「日本に来てから成長した」という判断の確かさも証明した。

 17年12月に来日。丸3年居住し、日本代表資格を満たしているとみられる。何よりライリー自身が日本代表入りと23年W杯出場を熱望。ロビー・ディーンズ監督が「トーナメントはやるか、やられるか。細部にこだわり、さまざまなことを準備する」というプレーオフでも、不動の13番が輝くはずだ。

 《福岡、途中出場で今季7トライ目》今季初の途中出場となったWTB福岡が、出場6試合目で7トライ目を挙げた。後半11分に登場。いきなり激しいタックルを浴びて検査を受けたが、再登場すると39分、ゴール前でSO松田からパスをもらいダメ押しトライを挙げた。6日には順大医学部の入学式に出席。練習を休んだために先発は外れたが、リザーブでもインパクトは絶大。「僕は置くだけだった。(残り)限られた試合しかないが、いい準備をしたい」と話した。

 《五郎丸交代響き5位以下確定》ヤマハ発動機は前半最後に2トライを挙げて抵抗も、終わってみれば倍以上のスコア差を付けられ完敗。堀川隆延監督は「パナソニックに対して、やってはいけないことをやってしまった」と厳しい表情で語った。前半35分には「試合直前にコンディション不良と聞いた」(堀川監督)というFB五郎丸を早々と下げる誤算も。カンファレンス5位以下も確定し、ゲーム主将のヘルは「トーナメントで巻き返したい」と話した。

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