ラプターズの渡辺が自己最多の14得点 ダンクと3P各2発 3Pの複数成功は自身3回目

2021年04月11日 10:48

バスケット

ラプターズの渡辺が自己最多の14得点 ダンクと3P各2発 3Pの複数成功は自身3回目
前半終了直前、3点シュートによるブザービーターを決めて歓喜するラプターズの渡辺(AP) Photo By AP
 NBA東地区11位のラプターズは10日、敵地クリーブランド(オハイオ州)で同12位のキャバリアーズを135―115(前半87―54)で下して23勝29敗。前半の87点はチームの最多記録で、最大38点差をつけて3試合ぶりに白星を挙げた。
 カイル・ラウリー(35)、フレッド・バンブリート(27)の両ガードを故障で欠き、チーム最多の20・7得点と7・3リバウンドを記録していたフォワードのパスカル・シアカム(26)も休養。チーム個人記録の得点、リバウンド、アシスト、スティールの4部門でリーダーとなっている主力3選手不在となっての一戦だったが、前半ではフィールドゴール(FG)を45本中32本(うち3点シュートは20本中13本)、フリースローは11本中10本を成功させて得点を重ねていった。

 トレイルブレイザーズからトレードで移籍してきたゲイリー・トレントJR(22)は自己最多の44得点。3点シュートを9本中7本成功させてチームを引っ張った。ドラフト全体29番目に指名された新人ガードのマラカイ・フリン(22)も20得点、11アシストで初のダブルダブルを達成。主力3人不在の中で先発した若手の奮闘が目立った。

 渡辺雄太(26)は第1Qの7分45秒からコートに登場。このクオーターの残り42秒には相手のターンオーバーから自陣でキープしたボールを1人で運び、並走してきたキャバリアーズの主力ガード、コリン・セクストン(22=185センチ)をかわして“ワンマン速攻”から初得点を記録した。終了間際にはディアンドレ・ベンブリー(26)のキックアウトから正面やや右で3点シュートを成功。鮮やかなブザービーターにベンチにいた選手も飛び上がって喜んでいた。

 第2Qの残り3分には速攻からOG・アヌノビー(23)のパスを受けて左サイドからこの日2本目の3点シュートを成功。1試合で複数の3点シュートを成功させたのは今年1月29日のキングス戦(2本)と同31日のマジック戦(3本)に次いで自身3回目となった。

 第4Qでは開始1分と5分5秒に両手によるダンクを2発決めたあと、6分35秒に相手ディフェンスの裏をかいてインサイドにカット。10日間契約を締結して加入したばかりのフレディー・ギレスピー(23)のパスを受け、左手でレイアップを決めて14得点目を記録した。これまでの自己最多得点は今季のキングス戦(1月29日)でマークした12得点だったが、NBA通算67試合目でその記録を更新。結局、渡辺は22分の出場でFGを7本中6本成功して5リバウンドもマーク。2ケタ得点はグリズリーズ時代を含め、通算4回目となった。

 キャバリアーズは19勝33敗。今季平均24・0得点を挙げていたセクストンが29得点を稼ぎ、後半では61―48とラプターズを上回ったが、前半での大量失点が響いて3連勝を逃した。

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