伯桜鵬は歴史的快挙を逃すも「悔しさを糧にまた強くなってくれる」鳥取城北高相撲部の恩師が確信

2023年07月23日 22:21

相撲

伯桜鵬は歴史的快挙を逃すも「悔しさを糧にまた強くなってくれる」鳥取城北高相撲部の恩師が確信
テレビの前で伯桜鵬を応援する鳥取城北高相撲部の部員ら(提供写真) Photo By 提供写真
 【大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2023年7月23日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 新入幕・伯桜鵬(19=宮城野部屋)は関脇・豊昇龍(24=立浪部屋)に敗れ、記録ずくめの歴史的快挙はならなかった。勝てば史上最速初優勝に近づく大一番を、伯桜鵬の母校・鳥取城北高相撲部の後輩たちは固唾(かたず)をのんで見届けた。
 相撲部の寮で部員らとともにテレビ観戦した顧問の谷本将也教諭(27)は「残念でしたが、来場所はやってくれると思います」と教え子の奮闘を称えた。そして、悔しがる伯桜鵬の姿を見て、今後のさらなる成長を確信したという。

 先場所からたった2カ月の間にまた一つ強くなった主な要因は、夏場所十両優勝決定戦で豪ノ山に敗れたことにあると分析。「悔しい敗戦からの修正力がすごい。糧にして伸びていける」。今場所9日目までに3敗を喫してから終盤戦にかけて星を伸ばしていったのも、場所中に修正して成長を遂げていたのではないかと推測した。

 新入幕では109年ぶり、19歳11カ月では貴花田の19歳5カ月に次ぐ歴代2位の年少、初土俵から4場所目は史上最速となる初優勝には届かなかったが、これも必ず今後に生きるはず。「この悔しさを糧にして、絶対にまた強くなってくれる」。幕内中位に番付を上げる秋場所。またざんばら髪のまま大活躍する伯桜鵬の姿が、恩師の目には映っていた。

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