松山英樹は69で17位　「少し伸ばしきれなかった」首位と10打差で最終日へ

2023年07月23日 06:15

ゴルフ

松山英樹は69で17位　「少し伸ばしきれなかった」首位と10打差で最終日へ — ＜全英オープン・第3ラウンド＞16番、グリーンに向かう松山英樹（撮影・西尾　大助） Photo By スポニチ

【米男子ゴルフツアー　全英オープン　第3日（ 2023年7月22日英国ホイレーク　ロイヤルリバプールGC（7383ヤード、パー71））】 10打差の25位から出た松山英樹（31＝LEXUS）は2バーディー、ボギーなしの69で回り、通算2アンダーの17位とした。首位との差は変わらず、今季メジャー最終戦のラスト18ホールを迎える。

　ボギーなしとショットに安定感があっただけに、この日2アンダーの数字が物足りなくも映る。追い上げが必要なムービングデーに69。中継局テレビ朝日のインタビューに「もう少し伸ばしたらチャンスがあるんじゃないかと思ったけれど、少し伸ばしきれなかったので。残念でしたけど、いいプレーはできたかなと思います」と心境を語った。

　3番でピン奥から2.5メートルのフックラインを流し込んでバーディーを先行させた。しかしその後は8番で2.5メートルを外すなど、ショットで作ったチャンスを生かし切れない。14番で左ラフから第2打を4メートルにつけて2つ目のバーディーを奪ったが、その後も勢いに乗り切れなかった。

　象徴的だったのが最終18番だ。同組のビクトル・ホブラン（ノルウェー）が先に7メートルのバーディーパットを沈めて66と伸ばして4位に浮上した一方、松山は5メートルのチャンスは右に切れて小さく首をかしげた。

　「そう簡単にOKバーディーみたいな感じは、このコースでは求められないので、5、6メートルが入ってくれないとチャンスはない」とし、「そこにまず今日みたいにつけられるようにして、そこからしっかりとラインを読んで、ちゃんとヒッティングできるように頑張りたい」と続けた。今季ここまでトップ10入りがないメジャーの最終戦。ラスト18ホールに意地をぶつけたい。
　