リーチ「ポジティブにいるべきだった」 人生初レッド、サモアに惜敗

2023年07月23日 05:10

ラグビー

リーチ「ポジティブにいるべきだった」 人生初レッド、サモアに惜敗
<日本・サモア>前半途中まではリーチが気迫あふれるプレーを見せる(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ第1戦   日本22―24サモア ( 2023年7月22日    札幌ドーム )】 世界ランキング10位の日本代表は同12位のサモアに22―24で敗れた。大黒柱のNo・8リーチ・マイケル(34=BL東京)が人生初のレッドカードで一発退場。チームは試合の半分以上を14人で戦い抜いたが、今秋のW杯1次リーグ同組の相手に惜敗した。29日には第2戦のトンガ戦(花園)に臨む。
 日本代表キャップ数歴代3位に並ぶ通算79キャップ目の試合は、まさかの結末だった。5歳から楕円(だえん)球に触れてきたリーチが、人生初のレッドカード。一発退場となり「見た瞬間に“これはレッドだ”と思った。初めてで(頭が)真っ白になった」と動揺を隠すことができなかった。

 10―3で迎えた前半30分だった。ボールキャリーしていたサモアのNo・8にタックル。その後、一時プレーは続行されたが、TMO(ビデオ判定)に持ち込まれた。故意ではないものの、相手の肩より上にぶつかる危険なタックルと判定され、レッドカード。母校・札幌山の手高の後輩たちも駆けつけた会場からはどよめきが起こった。

 チームは残り時間を14人で戦い抜いたが、ミスの連鎖もあって逆転負け。リーチは沈んだ気持ちが試合中の表情に出てしまい「ポジティブにいるべきだった」と反省した。

 ワールドラグビー(WR)の規定により、今後はリーチに出場停止処分が下される。3試合が一般的で、W杯前の国内残り2戦は絶望的となった。WRの判断で処分内容が変更される可能性もあるが「自分にフォーカスして体をもう1回シャープにする。違う形でチームに貢献することもいい経験」と自らを見つめ直す時間にする。

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