朝乃山「やるしかない」左上腕と右足親指に不安も不退転の覚悟 初日と2日目は関脇と対戦

2023年09月08日 12:56

相撲

朝乃山「やるしかない」左上腕と右足親指に不安も不退転の覚悟 初日と2日目は関脇と対戦
朝白龍(左)を相手に一丁押しを行って立ち合いを確認する朝乃山(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕内・朝乃山(29=高砂部屋)が8日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古し、秋場所(10日初日、東京・両国国技館)へ向けて調整した。
 この日は、本場所で使用する黒の締め込みで登場。鉄砲やすり足などの基礎運動で汗を流し、最後は幕下・朝白龍(24)を相手に一丁押しを5本行って立ち合いを確認した。

 名古屋場所で左上腕を負傷し、夏巡業の稽古で右足親指も痛めた。その影響で番付発表後は出稽古に行かず部屋で調整。9月に入ってから少しずつ相撲を取り始め、昨日と一昨日は部屋の新十両・朝紅龍(24)や、出稽古に訪れた幕内・千代翔馬(32=九重部屋)、十両・欧勝馬(26=鳴戸部屋)らを相手に15番程度の申し合いをこなした。まだケガは完治しておらず「自分では納得いってない」という状態。それでも「やるしかない。休場はしないので、もうやるだけです」と不退転の覚悟を口にした。

 この日は取組編成会議が開かれ、初日に関脇・若元春(29=荒汐部屋)、2日目に関脇・琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)とそれぞれ対戦することが決まった。「難敵ですけど、自分の相撲を取り切って勝負したい」。西前頭2枚目で臨む今場所、今年の目標である三役復帰まであと少し。「2桁以上勝たないと三役には入れないと思う」。三役、そして大関復帰を目指していくためにも、まずは初日からの関脇2連戦が試金石となる。

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