36歳・織田信成「昭和の生き残り」で近畿選手権準V 優勝した壷井達也に「おめでとう!」

2023年10月01日 13:58

フィギュアスケート

36歳・織田信成「昭和の生き残り」で近畿選手権準V 優勝した壷井達也に「おめでとう!」
近畿選手権の表彰式で並ぶ(左から)織田、壷井、片伊勢 Photo By スポニチ
 フィギュアスケート・近畿選手権最終日(2023年10月1日 滋賀・木下カンセーアイスアリーナ)
 男子フリーが行われ、10年バンクーバー五輪7位でSP3位の織田信成(36=大阪スケート倶楽部)がフリートップとなる156・07点をマークし、合計230・90点で2位となった。

 冒頭の4回転トーループは回転不足を取られながらも着氷すると、3回転ルッツやトリプルアクセル(3回転半)―オイラー―3回転サルコーの連続ジャンプを決める。後半に入っても、単独のトリプルアクセルや3回転ルッツ―ダブルアクセルの連続ジャンプを成功。計7本のジャンプを全て着氷するだけでなく、ブノワ・リショー氏が振付をした新プログラム「エンジェルズ」を華麗に演じきり、観衆から拍手を浴びた。

 「すごく緊張はあったけど、みじめな演技はできないなと思っていた。スピンやステップで詰めきれない部分はあったけど、ジャンプは一つ一つ確実に降りられたので良かった」

 昨年11月に現役復帰を決断。体力を戻すことに重点を置いた昨季から進み、今季は大技を取り戻そうと励んできた。オフは週末にアイスショーが続く中でも、休むことなく週初めから競技のトレーニングを消化。この日の4回転トーループ着氷につなげた。

 表彰式では、優勝した壷井達也(シスメックス)がやってくると「おめでとう!」と満面の笑みで称えた織田。これからも年の離れた選手たちと切磋琢磨(せっさたくま)しながら競い合っていく。
 「僕は昭和63年生まれで、昭和の生き残りなので。(同じ大会に出ているのが)僕がシニアデビューした時に生まれている子たちだったので、そんな年か…と思うけど。同じ土俵に上がっているので、みんなライバル。存在感をアピールできるように、ウザいおじさんでいけるようにしたい」

 今大会の結果で西日本選手権へと進出。目標に掲げる12月の全日本選手権出場へと一歩前進した。

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