【バレー五輪予選】日本男子まさか…アフリカ王者に大逆転負け 格下相手の2試合目黒星、どうなる五輪切符

2023年10月01日 21:36

バレーボール

【バレー五輪予選】日本男子まさか…アフリカ王者に大逆転負け 格下相手の2試合目黒星、どうなる五輪切符
<日本・エジプト>試合後、関田(左から2人目)に声をかける石川(左)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【バレーボール・パリ五輪予選男子東京大会兼W杯第2日   日本2-3エジプト ( 2023年10月1日    東京・国立代々木競技場 )】 白星発進した日本は、アフリカ選手権優勝のエジプトに2―3で逆転負けを喫し、開幕2連勝とはならなかった、第1セットを25―14で先取し、第2セットも25―10で奪ったが、第3セットを23-25、第4セットも23-25、ファイナルセットを13-15で失い、まさかの逆転負けとなった。
 第1セットは西田有志(パナソニック)がスパイクで1点目。6―7から、前日は本調子ではなかった石川祐希(ミラノ)のスパイクなど5連続得点で一気に突き放した。19―13からは小野寺太志(サントリー)のサーブがハマり、石川のスパイクなどで4連続得点。最後は切り札・宮浦健人(パリ・バレー)が崩して先取した。第1セットから石川は両チーム最多の6得点を挙げた。

 第2セットも一方的な展開だった。西田がスパイク、バックアタックやプッシュなど多彩な技で魅せ、石川もサービスエース2本をマーク。14―8の場面からは、山内晶大(パナソニック)の浮き球のサービスエース2本を含む5連続得点で主導権を掌握した。終盤も西田のサービスエース、バックアタックで加点。石川のブロックでセットポイントとし、小野寺のミドル攻撃で連取に成功した。

 第3セットは、序盤の2点差を詰め切れず、9-14と5点のリードを許す場面もあった。中盤は関田(ジェイテクト)、山内のブロックなどで追いすがり、さらに石川の好サーブで崩し、高橋藍(日体大)がブロックとリズムを戻すなど粘ったが、最後までリードを詰め切れず、23-25で落とした。

 第4セットも序盤は一進一退。日本は6-5とリードしたが、そこから4連続ポイントを許すなど、流れはエジプトに傾いた。7-12から西田が連続スパイクで気を吐く。再び一進一退の攻防が続いたが、終盤にサーブミスが続き、点差を詰め切れず。最後は23-25で落とした。

 2日連続でのフルセットとなった第5セットも序盤から2-4とリードを許し、一時同点とするも、最後は突き放されて敗戦。日本の世界ランキング5位に対して、エジプトは19位。格下相手に痛い黒星となった。

 ▽パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選は世界ランク上位24カ国(フランスを除く)が参加し、8カ国ずつ3組に分かれて1回戦総当たり戦を行い、各組上位2カ国が出場権を獲得する。残る5枠は来年のネーションズリーグ1次リーグ終了時(6月24日)の世界ランクで決まる。優先されるのは五輪予選で出場枠を獲得できなかった大陸の最上位国。余った枠は出場権を得ていない上位国に与えられる。

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