“ビキニの美魔女”長瀬陽子 国際大会で2位も「悔しいです」 ボディービル「アーノルド・クラシック」

2023年10月16日 06:10

スポーツ

“ビキニの美魔女”長瀬陽子 国際大会で2位も「悔しいです」 ボディービル「アーノルド・クラシック」
「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023」のビキニマスターズ45歳以上クラス銀メダルを獲得した長瀬陽子 Photo By 提供写真
 ボディービルの国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023」第2日が14日(日本時間15日)、スペイン・マドリードで行われ、元ミセスワールド日本代表の長瀬陽子(46=ゴールドジムサウス東京)がビキニマスターズ45歳以上クラスで銀メダルを獲得した。
 2015年にミセス・ワールド世界大会に日本代表として出場。37歳から本格的なトレーニングを開始した。18年に子宮頸がんが判明し、翌19年に手術をしたが、同年のアジア選手権で準優勝、IFBB世界選手権で銅メダル獲得と、病を乗り越えて活躍を続けてきた。

 今季も、今月8日の各階級のトップ選手たちが体格、年齢を関係なしにオーバーオール(無差別級)で競い合う「フィットネス ジャパン グランドチャンピオンシップス 2023」で4位に入るなどしている。

 快挙とも言える銀メダルだが「悔しいです。優勝を目指していました」と満足感はない。「優勝のウクライナのオルガ選手をこの1年ずっと追いかけてきました」と振り返る。「彼女はヨーロッパ選手権優勝者です。アーノルドクラシックに出ると知り、気合いが入っていました」と全身全霊で臨んだ大会での「2位」に喜びと悔しさが混在した。

 現地入り後はホテル近くの本格的なジムでトレーニングとポージング練習。食事は日本から大量に持ち込むなど、万全を期して大会に挑んだ。「大会は国際大会なので色々なトラブルを想定していましたが、比較的スムーズに進んでいました。ただ、ボディビルはフリーポーズがないし、ビキニフィットネスも規定ポーズしかないし、だいぶ簡略化された大会だと思いました」。想定外の事態にも臨機応変に対応し、一定の成果を手にした。

 悔しさを胸に来月、階級別で行われるIFBB世界フィットネス選手権(30日開幕、スペイン・サンタスザンナ)に挑む。「今まで世界で3位を2回とってますが、3位コレクターにはなりたくない」と話していた長瀬は改めて「もちろん目指すは優勝です。あきらめず取り組みます」と近い未来に、鋭い視線を向けた。46歳の“ビキニの美魔女”は尽きない向上心を胸に、世界の頂点を狙う。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年10月16日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム