日大が謝罪 違法薬物でアメフト部2人目の逮捕「同部部員が新たに逮捕されたことは誠に遺憾です」

2023年10月16日 20:47

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日大が謝罪 違法薬物でアメフト部2人目の逮捕「同部部員が新たに逮捕されたことは誠に遺憾です」
日本大学本部(東京・市ケ谷) Photo By スポニチ
 日大アメリカンフットボール部の違法薬物事件で新たに16日、部員1人が逮捕されたことについて、日大はこの日、公式サイトで謝罪した。
 警察はこの日、大麻と認識した上で違法薬物を譲り受けた疑いで、麻薬特例法違反容疑で4年生の男子部員を逮捕した。同部からの逮捕者は、8月の北畠成文被告に続き2人目。北畠被告の逮捕を受け、日大はアメフト部を無期限活動停止処分としたが、その後、犯行は「個人の問題」と断じて処分をわずか5日で解除していた。しかし、その後も複数の部員が関与した可能性があるとして、警察が捜査していた。

 逮捕を受け、日大は「本学は、8月上旬に違法薬物の所持に関する容疑で同部部員が逮捕されたことを受け、警察の捜査に協力するとともに、当該事案についての調査・検証を進めていたところですが、同部部員が新たに逮捕されたことは誠に遺憾です。このような事態に至りましたことを厳粛に受け止め、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 また「本学は引き続き、警察の捜査に全面的に協力し、大学をあげて原因究明と再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。薬物使用の有害性・危険性・反社会性は明らかであり、確認した事実関係等を踏まえて厳正に対処する所存です」と毅然とした態度で臨む意向を明らかにした。

 文科省は8月22日、捜査機関への連絡が遅れた原因などを第三者委員会で調査し、9月15日までに報告するよう日大を指導。しかし、日大側は聴取規模の拡大を理由に、提出期限を10月に延長するよう求めていた。

 一連の事件を受け、関東学生アメリカンフットボール連盟は日大に対するリーグ戦への出場停止を継続中。11月12日に参考試合として開催が予定されていた立大戦も、中止が決まった。

 以下、コメント全文。

本学アメリカンフットボール部員の逮捕について(10月16日)

 本学アメリカンフットボール部員が、本日(10月16日)、国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律違反の疑いで警視庁に逮捕されました。本学は、8月上旬に違法薬物の所持に関する容疑で同部部員が逮捕されたことを受け、警察の捜査に協力するとともに、当該事案についての調査・検証を進めていたところですが、同部部員が新たに逮捕されたことは誠に遺憾です。このような事態に至りましたことを厳粛に受け止め、深くお詫び申し上げます。

 本学は引き続き、警察の捜査に全面的に協力し、大学をあげて原因究明と再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。薬物使用の有害性・危険性・反社会性は明らかであり、確認した事実関係等を踏まえて厳正に対処する所存です。

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