【MGC女子】一山麻緒 2位で2大会連続五輪 「夫婦でパリ」へ愛の激走「今までで一番うれしい」

2023年10月16日 04:30

マラソン

【MGC女子】一山麻緒 2位で2大会連続五輪 「夫婦でパリ」へ愛の激走「今までで一番うれしい」
2位でゴールし、ガッツポーズする一山(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【マラソングランドチャンピオンシップ ( 2023年10月15日    東京・国立競技場発着の42・195キロ )】 2時間24分43秒で2位となり、2大会連続の五輪出場を決めた一山麻緒(26=資生堂)は「今までで一番うれしい2番」と喜びを表した。
 前回はMGC6位でファイナルチャレンジに挑戦し最後の1枠を勝ち取ったが今回は一発内定。最後のトラックでは細田の猛追を振り切り7秒差で2位に入る展開に「後ろと差があまりないのは分かっていた。ドキドキしながら必死でした」と胸をなで下ろした。

 8位入賞した東京五輪から2年。不調で自信が持てず「もういいかなと思うことが増えた」と一時は引退も考えた。支えになったのは、夫で男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)の存在。「パリへ一緒に頑張っていこう」と励まされた。「最後まで夫婦でパリに行きたいという思いで走りました」。夫への思いを語ると、こらえていた涙があふれた。

 ◇一山 麻緒(いちやま・まお)1997年(平9)5月29日生まれ、鹿児島県出身の26歳。出水中央高からワコールに入社し、19年東京でマラソン初挑戦。20年名古屋ウィメンズマラソンで日本人国内最高記録の2時間20分29秒で優勝。21年東京五輪では日本勢4大会ぶりの入賞となる8位。21年12月に男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾と結婚。22年4月に資生堂に移籍。1メートル58、45キロ。

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