男子・佐久長聖 大会新V 日本人選手のみの最速布陣で独走

2023年12月25日 05:05

駅伝

男子・佐久長聖 大会新V 日本人選手のみの最速布陣で独走
ガッツポーズでゴールする佐久長聖・篠和真(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【第74回全国高校駅伝 男子 ( 2023年12月24日    京都市のたけびしスタジアム京都発着の7区間42・195キロ )】 男子は佐久長聖(長野)が昨年の大会記録を10秒短縮する2時間1分0秒の大会新で6年ぶり3度目の優勝を飾った。日本人選手だけで5000メートル13分台を6人そろえた最速布陣で圧勝した。
 3区で先頭に立った佐久長聖は後続に影を踏ませず独走した。昨年の倉敷(岡山)の記録を10秒更新する2時間1分0秒。留学生不在で大会記録を塗り替えるのは26年ぶり。「タイムは意識していなかった。まずは勝つことが一番」と勝負に徹していた高見沢勝監督も「そこまでいくと欲が出ますよね(笑い)」と1秒届かなかった夢の0分台に思いをはせた。

 吉岡大翔(現順大)らを擁した昨年は2位。大エースが卒業した今年はチームで戦う意識が強くなった。3000メートル障害日本高校記録保持者の永原颯磨主将(3年)は「全員で記録を狙おうという気持ちだった」と相乗効果を口にする。秋には6人もの選手が5000メートルで13分台をマーク。唯一の14分台だった佐々木哲(2年)も5区で区間記録を51年ぶりに塗り替えた。大学生顔負けの最速布陣で都大路に新たな歴史を刻み、永原は「去年の悔しさを晴らせた」と胸を張った。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年12月25日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム