小松原組 2年ぶり“新時代”の頂点 かなだい引退も人気低迷阻止へ

2023年12月25日 04:40

フィギュアスケート

小松原組 2年ぶり“新時代”の頂点 かなだい引退も人気低迷阻止へ
演技をする小松原美里、小松原尊組(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2023年12月24日    長野市ビッグハット )】 アイスダンスは、北京五輪団体銅メダルの小松原美里(31)、尊(32)組(倉敷FSC)が合計178・39点で2年ぶり5度目の頂点に返り咲いた。
 北京五輪代表の小松原組が、意地を見せた。フリーダンス2位でまとめ、逆転で2年ぶり5度目の頂点に立った。大人の魅力を存分に見せる演目で、息の合ったツイズルは最高のレベル4。美里は「五輪選考会とあまり変わらず、凄く緊張した」と振り返り、尊は「練習できたことを試合でできた」と胸を張った。

 昨年優勝の「かなだい」こと村元哉中、高橋大輔組が昨季限りで引退。若手カップルが増え、今回は6組も参加する新時代を迎えた。美里は「大先輩の引退があって、大丈夫かなと思った」と人気低迷を心配したが、多くのファンが見守り「感謝を伝えたい」と言った。尊も「(若手と)一緒に頑張れて感動できる。日本の名前で(たける、でなく)“泣ける”の方が良かったのかな」とジョークを交えて喜びを口にした。

 世界の上位を目指す2人だが、国内の争いも熾烈(しれつ)。美里は「お尻に火が付き続けている。あっつい、あっついという感じです」とさらなる進化を誓った。

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