神谷そら 3差2位発進 過去2勝は海沿いコースの“シーサイドの女王”「たまたまじゃないですかね」

2024年03月08日 04:45

ゴルフ

神谷そら 3差2位発進 過去2勝は海沿いコースの“シーサイドの女王”「たまたまじゃないですかね」
9番、第2打をグリーンオンさせる神谷そら(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー明治安田レディース第1日 ( 2024年3月7日    高知県 土佐CC=6273ヤード、パー72 )】 03年度生まれ「ダイヤモンド世代」の神谷そら(20=郵船ロジスティクス)が4バーディー、ボギーなしの68をマークし、4アンダーの2位と好発進を決めた。ツアー初優勝を含む昨季2勝は全て今大会と同じシーサイドコース。相性の良い海沿いで今季初優勝を目指す。鈴木愛(29=セールスフォース)が65をマークし、7アンダーで単独首位に立った。
 やはり神谷は海沿いのコースに強い。今週の舞台は太平洋を見渡す土佐CC。多くの選手が海風に悩まされる中、この日はインスタートの14番でチップインバーディーを決めると、そこから3連続バーディーで上昇気流に乗った。

 「風を計算するのが難しくて、風に苦しまされていた部分はあったけど、グリーン周りでうまくパーセーブできた」

 初優勝を含む昨季2勝した大会には共通点がある。4月のフジサンケイ・レディース、9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は全てシーサイドコースでの開催。2度目の挑戦で合格した22年のプロテストも同様のコースを舞台に行われていた。「海沿いが強い?結果的にそうなっているだけで、たまたまじゃないですかね」と豪快に笑ったが、もちろん偶然ではない。

 ヘッドスピードは秒速45メートル超というツアーきっての飛ばし屋。メジャー初制覇を成し遂げた際には、海沿いコースで強い理由について「風が強い方がイメージしやすいんです」と自己分析していた。イメージの良さを支えるのが持ち前のパワフルなスイング。他の選手が苦しむ海風にも負けない安定したショットにつながっている。

 昨年は寒さにやられ本来の力を発揮できず予選落ちを喫した。その経験を踏まえ、今大会は温かい飲み物やカイロを持参するなど対策は万全だ。「明日以降も海沿いで風が吹くと思うので、自分の思ったようなショットができる回数が増えたらいいな」。相性抜群のシーサイドコースで主役の座は譲らない。

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