日本新記録でパリ五輪切符を 加世田「記録狙う」安藤「積極的に」 名古屋ウィメンズ、10日号砲

2024年03月08日 15:53

マラソン

日本新記録でパリ五輪切符を 加世田「記録狙う」安藤「積極的に」 名古屋ウィメンズ、10日号砲
加世田梨花(23年6月撮影) Photo By スポニチ
 パリ五輪代表を懸けた名古屋ウィメンズマラソン(10日、バンテリンドームナゴヤ発着)の招待選手記者会見が8日、名古屋市内で開かれた。
 パリ五輪代表残り1枠を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われる今大会。同様のMGCファイナルチャレンジとして行われた今年1月の大阪国際女子マラソンでは、前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒の日本記録をマークした。パリへの出場権を手にするのは、前田の日本記録を上回る必要がある。

 会見には、東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)や加世田梨花(ダイハツ)、安藤友香(ワコール)らが出席。前田の走りに刺激を受けた3選手は、覚悟を口にした。

 鈴木「生半可な気持ちでダメだなとと、逆に気持ちが固まった。ありがたかったというか、やるしかないなという気持ちになれて、逆に良かった」

 加世田「マイナスに思うより、プラスに思うことが多くて。その記録を超えないと最後の1枠をつかめないとなった。ハイペースになると思って、そのペースを意識して練習に臨んできた。記録を狙う良い機会になる」

 安藤「前田選手が記録を出したけど、もし代表権を狙うのであれば、記録は中途半端ではなく、日本記録を狙うぐらいで取り組まないといけないと思っていた。今回はやり切るレースをしたいし、粘って、積極的に走るレースをしたい」

 パリ五輪女子マラソンの代表切符は、昨年10月のMGCで鈴木優花(第一生命グループ)と一山麻緒(資生堂)が獲得。残り1枠を懸け、今大会にはMGC3位の細田あい(エディオン)もエントリーしていたが、コンディション不良により欠場することが発表されている。

 レースは10日の午前9時10分にスタートする。

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