【柔道】ウルフ・アロンが全日本挑戦断念を表明「今年一番何が大事か考えた」連覇狙うパリ五輪へ集中

2024年03月08日 14:53

柔道

【柔道】ウルフ・アロンが全日本挑戦断念を表明「今年一番何が大事か考えた」連覇狙うパリ五輪へ集中
稽古途中にストレッチを行うウルフ・アロン Photo By スポニチ
 柔道男子100キロ級でパリ五輪代表のウルフ・アロン(パーク24)が8日、体重無差別で日本一を争う全日本選手権(4月29日、東京・日本武道館)の出場を断念すると表明した。これに伴い、予選を兼ねる今月17日の東京都選手権(東京武道館)も欠場する。
 21年東京五輪金メダリストのウルフは、先月のグランドスラム(GS)パリ大会で東京五輪以来の国際大会優勝を飾り、パリ代表に決定。その後に行われた内定会見で「大きい選手を投げに行くことで、技の力の確認もできる」などと19年に制した全日本再挑戦を表明したが、試合間隔が詰まるなど五輪本番に向けた調整に支障があるとして、男子日本代表の鈴木桂治監督が懸念を表明。動向が不透明となっていた。

 この日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われている男子日本代表合宿に参加したウルフは、「出ません。結構ぎりぎりまで悩んだが、今年一番何が大事か考えたこと、来年もチャンスがあるということで、今年は五輪に集中すると切り替えた」と明かした。五輪本番でシードを得るため、今後さらに国際大会2大会に出ることも表明した。

 稽古では精力的に乱取りを行うなど、調整は順調。次戦は今月末のGSアンタルヤ大会(3月29~31日、トルコ)の予定で、「体重も107~108キロをキープしている。おいしい物を食べた次の日は、まずい物を食べて調整している」と独自の体重コントロール術も明かした。

おすすめテーマ

2024年03月08日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム