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【朗報】パン・菓子1,900品目で値下げの可能性！いつから？
2023年09月15日 09:00
帝国データバンクは、食品メーカー主要195社における価格改定動向について調査を行いました。その結果、記録的な値上げラッシュから一転、食品「値下げ」への期待感が高まりつつあることが分かりました。
「小麦価格の高騰による値上げ」が目立った2023年……
2023年に値上げが実施された、あるいは今後予定がある3万1036品目のうち、小麦粉の価格高騰が直接的に起因した値上げ品目数は少なくとも1906品目に上った。
このうち、約8割にあたる1546品目がパン製品で占められたほか、クッキーやケーキ類の菓子製品（167品目）を合わせ、全体の9割がパン・菓子だった。加工食品でも、即席めん製品などで小麦価格の高騰による値上げが目立った。
値上げから一転、「値下げ」への期待感が高まる！
政府による輸入小麦の売り渡し価格が10月以降、3年ぶりに引き下げられることが決定し、記録的な値上げラッシュから一転、食品「値下げ」への期待感が高まりつつある。
一部の食品では、既に小麦価格の下落で値下げが実施されたケースもあり、「値下げ」の動きが今後広がる可能性もある。
ただ、懸念点も……
ただ、
- 物流費やプラ製包装資材などでコスト増が続いている
- パンや菓子製品では、砂糖など副材料の高騰が続いている
- 高止まりしている電気・ガス代の動向、1ドル=140円台で推移する円安水準の長期化
などが影響し、原材料価格の下落を理由とした値下げは僅かにとどまっている。
食品メーカー各社では小麦価格下落による製品価格への反映について順次検討するとみられるものの、値下げの実現は早くとも24年以降になるとみられる。
＜Edit：編集部／調査結果引用：株式会社帝国データバンク＞
