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寒いのに汗臭い…冬は体臭がキツくなる?ニオイに効く対策とは
2023年11月30日 09:00
「冬なのに汗臭い」と思った経験はありませんか? 実は、冬にかく汗は臭いやすいのです。そこで、冬の汗が臭う原因と、冬場におすすめの汗対策をご紹介します。
冬なのに…? 9割以上が「冬に汗のニオイが気になる」と回答
@gunze_jp 公式X(旧Twitter)のアンケート機能にて、冬の汗のニオイに関する調査を実施。
その結果、93.9%の方が冬の電車や部屋の中で、周りの人の汗のニオイが気になった経験があると回答しました。その一方で、76.8%の方が、他の季節と比べて汗のニオイに対策ができていないことがわかりました。
Q 冬の電車や部屋の中で、周りの人の汗のニオイが気になった経験がありますか。(n=98)
- 頻繁にある 16.3%
- 時々ある 54.1%
- 過去に数回ある 23.5%
- 全くない 6.1%
Q 冬の汗のニオイについて、他の季節と比べてしっかりと対策ができていますか。(n=95)
- とても対策できている 3.2%
- やや対策できている 20.0%
- あまり対策できていない 54.7%
- 全く対策していない 22.1%
冬なのになぜ? 汗をかく理由とニオイの原因
寒暖差と服装の要因
寒い冬は純粋な外気温から汗はかきませんが、外気温にあわせた服装で暖房の効いた場所に行けば、汗をかくのは当然と言えます。また、保温性を重視した重ね着は通気性が悪く、汗が蒸発せず、残った汗に雑菌が繁殖し、嫌なニオイを発しやすくなります。
基礎代謝の高さ
体温維持のために基礎代謝が高くなっていることが、冬に汗をかきやすい原因となります。
汗の濃度が高い
冬の汗のニオイの原因として、夏の「温熱性発汗」に比べ、冬に脇などに発生しやすい「ストレス性の 部分汗(=精神性発汗) 」があります。
この汗はアポクリン腺の多い脇から急激に出るため、血液成分を再吸収させる余裕がなく、濃度が高くニオイの強い汗になります。
冬の汗の臭い、おすすめの対策方法とは?
1.インナーを見直す
寒さ対策のために冬はヒートインナー(化学繊維の発熱系のインナー)一択の方も多いのではないでしょうか。
しかし、発熱系のインナーは吸湿発熱のものが多く、汗をかくと汗の水分が熱エネルギーに変換されて発熱するため、暑くなり過ぎる事があります。暑くなり過ぎるとさらに汗をかき、その汗が冷えてしまって寒くなる悪循環に陥ってしまう事もあります。
発熱系のインナーで暑くなり過ぎて汗をかき、冬場の汗のニオイが気になる方はインナーを見直すのも良いかもしれません。
2.汗をかく習慣をつける
冬場も汗腺の働きを低下させないように、日頃から汗をかく習慣を取り入れましょう。
- 筋トレ
- 有酸素運動
がおすすめです。運動が苦手な方は汗をたっぷりかける半身浴も効果的です。
3.夏同様、制汗剤やデオドラント製品で対策
毎日電車に乗る方や、職場で暖房が効いていて暑くなりやすい環境にある方は、あらかじめ制汗剤やデオドラントで汗対策をしておきましょう。
4.体温調節できる衣類を着る
一枚であたたかいボリューム系衣類ではなく、暑くなったらすぐに脱げるよう薄手の衣類を何枚か重ね着をするようにしましょう。
5.食生活を見直す
汗のニオイを抑えるには、食生活の見直しも重要です。
<Edit:編集部/調査結果引用:グンゼ株式会社>