阪神 秋山の初勝利で首位奪回!

2010年08月28日 20:28

野球

阪神 秋山の初勝利で首位奪回!
ヤクルト戦に先発した阪神・秋山
 【阪神9-2ヤクルト】阪神は新人秋山が5回1失点で初勝利を挙げ、首位を奪回した。打線は1回に新井が先制打。同点の3回は鳥谷の二塁打で勝ち越し、6回の新井のソロなどで着実に加点。ヤクルトは拙守を連発し、中沢も粘れなかった。
 プロ初登板で黒星を喫し、悔し涙を流してから1週間後、チームが首位に返り咲いた一戦でプロ初勝利を挙げた。高校出ルーキー、阪神の秋山は「すごくうれしい。自分では信じられない」と、今度は笑顔で話した。
 久保投手コーチ、女房役の城島、そして秋山自身も口をそろえて「調子は良くなかった」という。二回に1点を失い、なお2死満塁。フルカウントと重圧のかかる場面だったが、低めいっぱいの球で田中を右飛に。三回にも満塁のピンチをしのぎ、5回1失点。真弓監督は「要所でしっかり抑えてくれた」と納得の口ぶりだった。
 高校出1年目の勝利はリーグでは今季一番乗りで、チームでは1986年の遠山以来、実に24年ぶり。愛媛・西条高からドラフト4位で入団したが、1位指名でなかったため、その時にも涙した。19歳は記念のウイニングボールを手に「昨日はお母さんの誕生日。勝ったよ、と言いたい」。
 指揮官が「調子を落としている」と認めるチームにあって、先発に勝ちが付いたのは8試合ぶり。城島は「救世主が苦しい台所事情で出てこないと」。将来性を買われている身長186センチの大型右腕は、ラッキーボーイになれるか―。

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