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松井秀VS上原 27日から絶好調対決だ

2010年08月28日 06:00

野球

 エンゼルスの松井秀喜外野手(36)が、27日(日本時間28日)からオリオールズ3連戦で上原浩治投手(35)との絶好調対決に挑む。現在10試合連続安打中で、同期間は打率・486、2本塁打、12打点。昨季は6打数無安打に終わった元同僚で後輩の上原討ちに期待が集まる。地元紙も26日付の紙面で初めて松井残留の可能性を報じるなど、ゴジラの注目度がまた上がってきた。
 好調・松井にまた一つ壁が立ちはだかる。オ軍には後半戦15試合で防御率1・00の上原が抑えの1人として君臨。巨人時代の後輩が抑えを務めるのを見るのは初めてだが「楽しみ?ないよ、そんなの。嫌というほど後ろで見ていたよ、投球を。(抑えになっても)見たくないよ」と無関心を強調した。

 見たくないのも無理はない。上原とは今季対戦はないが、昨季は6打数無安打1三振。今月3~5日に初対面した際には「“ユニホームちょうだい”って言われたから“自分で買え”と言った」などと冗談を飛ばすほど親しい仲だが、5打席以上対戦した日本人投手では、唯一無安打の相手。抑えという役割上、勝利につながる場面で対戦する可能性が高い。後輩討ちで存在感を示したいところだ。

 上昇中の松井に対し、米メディアの注目度も増してきた。この日地元の主要2紙が松井の特集記事を掲載。エ軍はレイズのクロフォード獲得を狙うなど、今オフは外野手補強に着手する方向。依然松井の残留は厳しいが、ロサンゼルス・タイムズ紙は「補強の結果次第では、松井と再契約する可能性はある」と米メディアでは初めて残留の可能性を言及した。

 地区首位レンジャーズとは9・5ゲーム差。プレーオフ逆転出場、そして自身の残留へ。オ軍、マリナーズとの6連戦は、追い風を強めるための大事な1週間となる。

 <オリオールズ 新監督、好調の要因に上原の名>オリオールズのショウォルター新監督が、チーム好調の要因の一つに上原の名前を挙げた。一時は勝率が3割を切るほど低迷したが、今月3日以降は13勝10敗。月間防御率0・84を誇り、抑えとして連続セーブも挙げた右腕を絶賛し「今、コージがホットなのは間違いない」と話した。故障歴を考えて抑え固定とまではいかないが、今後も最終回に起用される機会が増えそうだ。松井との対戦を控えた上原も「もう経験しているので問題ない」と受け入れた。

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