館山快投!2戦連続完封勝利で竜に3・5差

2010年08月28日 06:00

野球

館山快投!2戦連続完封勝利で竜に3・5差
<ヤ・神>完封勝利の館山(右)は相川と握手
 【ヤクルト6-0阪神】快挙にもヤクルトの館山は謙虚だった。
 「野手に何度もファインプレーしてもらって、みんなでつかみ取った勝利です」と野手に感謝の言葉を送った。自身4連勝で8勝目。20日の中日戦(ナゴヤドーム)に続く完封勝利。球団では93年伊藤智仁以来17年ぶりの2戦連続完封だが、2戦連続無四球は球団史上初の快挙だ。

 阪神打線に二塁を踏ませなかった。最速は152キロ。7種の変化球で低めを突いた。今季ヤクルト戦打率・438のマートンはフォークで翻ろうした。3打席目まで計12球中10球を投げて3三振。4打席目は一転、1球しか見せず151キロの直球で見逃し三振。計16球で1度もバットに当てさせず「チーム全体でやられていたので」と右腕は満足感に浸った。

 昨季は16勝6敗で最多勝を獲得も、今季は右肩、右手のしびれなどケガに悩まされ、6月は右足薬指を疲労骨折。現在もランニングはこなせず、有酸素運動は長時間のウオーキングで代替する。その中で13日、阪神戦(京セラドーム)の初回、先頭のマートンへ投じた148キロの直球に手応えを感じた。「腕の振り抜けた感じ、スピンの量、タイミング。すべてが理想の状態でした」。プロ8年目で理想の1球に出合って開眼し、その映像を何度もチェック。臨んだ試合が前回登板で無四球完封。そしてこの日も同様の快投を見せた。

 首位を争う阪神に快勝。再び貯金を1とし、CS進出へ3位中日に13日以来となる3・5ゲーム差に接近した。強いヤクルトにミラクルの予感が漂う。

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