西武7連敗…細川 自己犠牲の右打ちできず猛省

2010年08月28日 06:00

野球

西武7連敗…細川 自己犠牲の右打ちできず猛省
<西・楽>3回、細川は三ゴロに倒れベンチに座る(左は渡辺監督)
 【西武3-11楽天】結果はワンサイドゲーム。だが、序盤に1点でも返していれば西武にも勝機はあったかもしれない。
 3点を追う3回。先頭の高山が、チーム初安打となる左中間二塁打。続く8番・細川は1ストライク1ボールから低めのフォークを引っ掛けて三ゴロに倒れた。走者は進塁できず、後続も倒れて追い上げムードもしぼんだ。

 走者が三塁に進めばフォークを多投する永井は暴投を嫌がり、プレッシャーになる。無死二塁では二塁ベースよりも右方向へのゴロを打って走者を進めることが最低限の仕事だった。配球も内角には1球もなく、右方向へおっつけることはたやすかったはず。渡辺監督は「点が入れば多少展開が変わったと思うけど…」と悔やんだ。

 2年ぶりの7連敗。連敗中に無死二塁の場面は、この日で6度目だった。外野への飛球も含め、3度走者を三塁へ進塁させたのはいずれも2番・栗山による進塁打。中軸打者が強攻しての結果なら仕方ないと割り切れるが、下位打線にはなおさら自己犠牲の打撃が必要だった。細川は「意識はあったのですが、もっと強い気持ちで右へ打たないと」と猛省した。

 7連敗中の総得点は17で残塁は46。渡辺監督は「1つの勝ちにこだわっていきたい」と話した。1点を奪う意識をチームで徹底しなければ、優勝争いからは取り残されてしまう。

 ▼西武・森打撃コーチ サインは出ていなくても、もちろん意識は右方向にあったと思う。追い込まれたら、もっと右を意識していたと思うけど。

おすすめテーマ

2010年08月28日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム