作新学院３連覇ならず…準々決勝で敗退

2010年08月28日 06:00

野球

　第５５回全国高校軟式野球選手権第３日は２７日、兵庫県明石公園などで準々決勝４試合を行った。史上２校目の３連覇に挑んでいた作新学院は天理に１―６で敗れた。中京、能代、新田は準決勝に進出。２８日の準決勝は天理―新田、中京―能代の組み合わせで行われる。

　【作新学院１－６天理】作新学院打線が６回２死からようやく初安打したが、１点に抑え込まれ、史上２校目の３連覇はならなかった。６回から救援し、４失点した主将の高橋俊は「流れを変えようと思ったけど…」と泣きじゃくりながら言葉を絞り出した。黒川監督は「プレッシャーの中で一生懸命やったことが次につながる。また来年挑戦したい」と巻き返しを誓った。

　＜能代　持ち前の打撃で逆転４強＞【能代８－４羽黒】能代が持ち前の打撃力を発揮して逆転勝ちした。３点を追う７回に４長短打を集めて３点。９回には４点を挙げた。守備重視のチームが多い中で、打力を磨いてきた。今畠監督は「打てないと勝てないと打撃に特化してきた。ようやく打線に当たりが出てきた」と満足そうだった。

　▽準々決勝
新田（四国・愛媛）２－１関西（東中国・岡山）
天理（近畿・奈良）６－１作新学院（北関東・栃木）
能代（北東北・秋田）８－４羽黒（南東北・山形）
中京（東海・岐阜）２－０早大学院（東京）

　◆選出　日本高野連は国体選考委員会で、千葉国体の高校野球軟式の部（９月２６～２９日・船橋市運動公園）に出場する１０校と補欠１校を次の通り選んだ。
▽能代（秋田）羽黒（山形）作新学院（栃木）早大学院（東京）中京（岐阜）天理（奈良）関西（岡山）新田（愛媛）津久見（大分）日出学園（千葉＝開催地）▽補欠校　上田西（長野）