コミッショナー 史上初始球式でノーバン投

2010年08月28日 06:00

野球

コミッショナー 史上初始球式でノーバン投
<NTT西日本・東京ガス>始球式に登場した加藤良三NPBコミッショナー
 【第81回都市対抗野球大会】開会式では、日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナー(68)が始球式を行った。
 歴代コミッショナーが都市対抗で始球式を行うのは初めてで、捕手を務めた日本野球連盟・市野紀生会長(69)のミットへノーバウンド投球。「市野会長まで何とか届くように投げました。ノーバウンドは偶然の所産ですよ。お客さんの入りを見て都市対抗の伝統を感じた」と話していた。

 ≪大応援団で大入り4万人≫開幕試合には4万人の大観衆が集まり、関係者には大入り袋が配られた。地元・東京都の東京ガスが約2万3000人の大応援団を繰り出せば、大阪市のNTT西日本もNTTグループを挙げて動員。東京ガスは昨年の2回戦(対日本通運)も4万3000人の大入りで、東京ガス・菊池監督は「金曜日のナイターというのもあったと思うけど、本当にありがたい。選手もプレッシャーにせず、応援を力にしてくれた」と笑顔だった。

 ≪都市対抗準決勝で福本、中尾の両氏が始球式≫社会人野球を統括する日本野球連盟は27日、都内で理事会を開催。来年都市対抗の日程などを発表した。来年の同大会は8月26日から12日間(東京ドーム)で決定。さらに連盟では今年から新たに年間表彰を行うが、従来のベストナイン表彰(スポニチ主催)などに加えて本塁打王、首位打者などの部門も表彰する。
 また今大会準決勝第1試合で福本豊氏(62)、第2試合は中尾孝義氏(54)、決勝は日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(62)が始球式をそれぞれ行うと発表した。

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