亜大・生田監督が退任 56歳名将 巨人・松田、ソフトバンク・東浜らプロ選手多数指導

2023年06月15日 04:30

野球

亜大・生田監督が退任 56歳名将 巨人・松田、ソフトバンク・東浜らプロ選手多数指導
亜大・生田監督 Photo By スポニチ
 大学球界の名将が、「戦国東都」に別れを告げた。東都大学野球リーグ1部に所属する亜大の生田勉監督(56)が退任することが14日、発表された。同監督は「今年の春以降体調が優れず、精神的にも体力的にも限界に近い状態で監督を続けて参りました。熟考した結果、監督退任することを決意しました」とコメントした。
 92年から母校でもある亜大でコーチ経験を積み、78年から03年まで監督を務めた内田俊雄氏の後任として、04年に監督に就任。6連覇を含む11度のリーグ戦優勝、全日本大学野球選手権1度、明治神宮大会3度の優勝へ導いた。

 最後の指揮となった5月29日の春季リーグ戦の最終戦は亜大グラウンドで行われ、勝利後は秋へ向け「とにかくしっかり練習して、僕は投手は投げ込むべきだと思うので投げる体力をつけてほしい」と語っていた。

 在任中は巨人・松田、ソフトバンク・東浜、嶺井、広島・九里、DeNA・山崎ら多くの一流選手を指導。同大の永綱憲悟学長は「残念な気持ちでいっぱいです。新体制については、後日改めて公表致します」とした。

 後任監督については徳田紀之コーチ(44)が有力候補の一人で、外部からの招集も含めて検討していく。

 ◇生田 勉(いくた・つとむ)1966年(昭41)8月16日生まれ、大分県出身の56歳。柳ケ浦(大分)から亜大に進み、卒業後はNTT東京(現NTT東日本)でプレー。亜大ではコーチを経て04年に監督就任。リーグ戦11度、明治神宮大会3度、全日本大学野球選手権1度の優勝を誇る。18、19年には大学日本代表の監督も務めた。

 ▼ヤクルト・高津監督(亜大で生田監督の2学年後輩)亜細亜大学の長い歴史の中の素晴らしいページをつくられた監督。野球以外の私生活のところもしっかり指導されていた。

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