阪神・西勇が困った時に原点に立ち返れるバイブルとは 高校時代から18年間分…地道な取り組み

2023年06月15日 07:00

野球

阪神・西勇が困った時に原点に立ち返れるバイブルとは 高校時代から18年間分…地道な取り組み
<神・オ>6回を終え笑顔でベンチに戻る西勇(撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【交流戦   阪神8―3オリックス ( 2023年6月14日    甲子園 )】 【記者フリートーク】阪神・西勇の自宅には、野球ノートがどっさり保管されている。三重・菰野高1年から書いているから、プロ15年間を合わせて18年間分。若い頃は持ち運べるようにメモ帳に書き、今はルーズリーフにまとめる。技術はもちろんのこと、「言葉を大事にして言霊を信じてきた」と、野球人生における思いの丈を、全てそこに記してきた。
 困った時に、原点に立ち返れるバイブルのようなものだ。4月末からの2戦連続KOの後も読み直した。「球種の握り、フォーム、自分だけがわかる感覚を書いてある」。良かった時と今では、何が違うのか。映像を交えて照らし合わせた。メンタル面を含めて修正点をあぶり出し、低迷を抜け出した。

 「何冊あるか数えたことはないけど、高校時代のものは、カビが生えてたなあ」

 近年は「以前ほど書かなくなった」と言うが、継続して18年である。途方もない地道な取り組みが、長きにわたる活躍を支えている。(阪神担当・倉世古 洋平)

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