34歳・梶谷「メチャクチャうれしい」巨人移籍後初のサヨナラ打 目の前で坂本敬遠は「想定内」

2023年06月15日 21:53

野球

34歳・梶谷「メチャクチャうれしい」巨人移籍後初のサヨナラ打 目の前で坂本敬遠は「想定内」
<巨・西>10回、サヨナラ適時二塁打を放ち手荒い祝福を受ける梶谷 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人3―2西武 ( 2023年6月15日    東京D )】 巨人の梶谷隆幸外野手(34)が西武戦(東京D)の延長10回にサヨナラ二塁打を放ち、チームを今季最長タイの5連勝&今季初の貯金4&交流戦単独首位浮上に導いた。
 「2番・右翼」で先発出場。8回の第4打席で犠打を決めたが、4打席で3打数無安打のまま迎えた延長10回だった。2―2のまま迎えたこの回、相手5番手右腕・平井から先頭の吉川が右前打で出塁。オコエの犠打のあと、坂本が目の前で申告敬遠されて1死一、二塁で第5打席に入った。

 すると、1ボールからの2球目を叩いた打球は左中間を真っ二つ。二走・吉川がサヨナラのホームを駆け抜けると、9年ぶりの交流戦優勝へひた走る巨人ナインはベンチを一斉に飛び出してベテランを手荒く祝福した。

 梶谷のサヨナラ打はDeNA時代の2020年11月1日、阪神戦(横浜)以来3年ぶり自身5度目で、巨人移籍後は初となった。

 興奮冷めやらぬなかでお立ち台に上がった梶谷は「いやぁ~メチャクチャうれしいですね、はい」と満面笑み。目の前で坂本が申告敬遠されたが「多分、そうだろうなと思いながら。想定内でした」とし「気持ちもしっかり、強い気持ち持ってましたし、配球のことばっか考えてましたね」と打席に入る際の胸中を笑顔で振り返った。

 そして、興奮のあまり「4連勝…最高ですね」と連勝の数を一つ少なく言ってしまうハプニングもありながら、巨人移籍後初のサヨナラ打ということについて聞かれると「まだまだジャイアンツファンの皆様の前で活躍する姿を見せれてないので。何とか挽回して。ファンに認めてもらえるように頑張ります」と謙虚に口にした。

 10日のソフトバンク戦(ペイペイD)では2021年5月18日の広島戦(東京D)以来2年ぶり猛打賞となる3安打2打点の活躍。勝率5割に戻す勝利に貢献していた。

 打撃好調が続いていることについては「ヒットも出てますし、やることしっかりやって。いい状態かなと思ってます」と梶谷。交流戦単独首位に浮上し、9年ぶりの交流戦優勝まで残すは16日からの楽天戦3試合(東京D)となったが「毎日必死に戦いますので、ご声援をよろしくお願いいたします」とベテランらしく落ち着いた丁寧な口調でG党に呼びかけていた。

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