巨人・中田の恩師、栗山英樹氏が1500安打祝福「体の強い翔ならまだまだやれる。次は2000本」

2023年06月15日 05:30

野球

巨人・中田の恩師、栗山英樹氏が1500安打祝福「体の強い翔ならまだまだやれる。次は2000本」
2012年、巨人との日本シリーズで中田(左)に声を掛ける栗山監督 Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人7-1西武 ( 2023年6月14日    東京D )】 日本ハムの前監督で3月のWBCでは監督として世界一奪還も果たした栗山英樹氏(62)が、通算1500安打を達成した巨人・中田翔に祝福のメッセージを送った。12年の日本ハム監督就任時から「不動の4番」に据え、21年途中の巨人移籍まで直接指導。球界を代表する強打者にまで育った理由の一つに「体の強さ」を挙げた。
 プロ16年目、34歳での1500安打という数字を聞き、栗山氏は一緒に戦った日々を振り返りながら、うれしそうに言った。

 「おめでとう。翔の才能から考えたら、もっと早くクリアしてもよかったと思う」。監督就任の12年は中田翔のプロ5年目だった。そこからの10年間に思い出は尽きない。

 就任前から感じていたことがある。中田翔の最大の特長でもある体の強さだ。「それは翔が元々、持っている天性のもの」だという。体が強いから激しい練習もこなせるし、シーズン中の連戦にも耐えられる。その才能を早くから見抜き、就任1年目から4番に起用。全試合にフル出場させると、チームはリーグ優勝を果たした。

 「監督になる時に4番とエースは出会いと思っていた。ちょうどチームは過渡期。しっかりやらないといけない時期だった」。ダルビッシュ(現パドレス)がメジャーに移籍し、稲葉、金子もベテランの域に入っていた。そんな中で出会ったのが光り輝く将来性を感じさせた中田翔。チームの柱に据え、主砲として使い続けた。

 「体が強いからトレーニング方法さえしっかりやっていけば、まだまだ長くやれる。もっと打ってほしい。次は2000本を」。中田翔の才能を知るから、栗山氏は次なる大台も可能だと信じている。

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