【甲子園】花巻東・佐々木麟太郞 大谷翔平の応援歌で3安打「一歩でも近づけるように頑張りたい」

2023年08月08日 10:26

野球

【甲子園】花巻東・佐々木麟太郞 大谷翔平の応援歌で3安打「一歩でも近づけるように頑張りたい」
<花巻東・宇部鴻城>7回、ナインに声をかける花巻東・佐々木麟(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   花巻東4-1宇部鴻城 ( 2023年8月8日    甲子園 )】 第1試合は4年ぶり11度目の出場となった花巻東(岩手)が、4年ぶり3度目の出場となった宇部鴻城(山口)に快勝。甲子園では15年以来となる夏の勝利をつかんだ。「高校四天王」の一人で通算140発の佐々木麟太郎(3年)は先制打を含む3安打1打点に申告敬遠と4打席全出塁で勝利に貢献した。
 佐々木麟は初回2死から左前にチーム初安打を放つと、4回無死二塁から左前へ先制打。5回2死二塁の第3打席は申告敬遠、7回の第4打席は三塁内野安打だった。

 初戦突破に「勝ちにこだわってやってたので、初戦勝ち切れたことが良かった。(試合終了の瞬間は)ほっとした気持ちが一番でしたし、一戦一戦準備していたので勝ち切れたことがとにかく今は安堵の気持ちが一番あります」と汗を拭った。

 先制打を含む3安打1打点には「結果は気にしてなかったですし、自分としても内容とか質にこだわっていたんですけど、とにかく勝つことに意識はあったので、それに対して貢献できたのはよかったと思います」と納得顔。終盤、宇部鴻城に粘られたが逃げ切り「投手陣の層もすごい厚かったですし、中盤までなかなか点数取れなかった中で、苦しい中で自分たちも取れたのはすごい大きかったですし、相手チームも流れとか自分たち終盤追い込まれた展開もあったし、素晴らしいチームだったので、戦わせてもらったことに感謝したいです」と振り返った。

 この日は同校OBである大谷翔平(エンゼルス)の日本ハム時代の応援歌が流れる中、打席へ。「小さい頃から憧れの大先輩でしたし、自分自身全然たいしたことないと思ってるんですけど、いつもこうやって取り上げていただいてありがたいと思ってますし、一歩でも近づけるように頑張りたいですし、刺激になる素晴らしい存在と思っています」と語った。

 昨春の選抜で初めて甲子園の土を踏んだが、初戦の市和歌山戦は4打数無安打2三振1死球。チームも惜敗し聖地で快音を響かせることができなかった。夏の出場は今回が初めてで、聖地で初安打に加え、初勝利を味わった。

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