【甲子園】毎回被安打も1失点完投のクラーク国際・新岡「走者が出てもいつも通り冷静に」春からの成長示す

2023年08月08日 13:55

野球

【甲子園】毎回被安打も1失点完投のクラーク国際・新岡「走者が出てもいつも通り冷静に」春からの成長示す
<前橋商・クラーク> 試合後、健闘をたたえ合うクラーク・新岡(左から2人目)と前橋商・坂部(1番)と真藤(6番) (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会 1回戦   クラーク国際7-1前橋商 ( 2023年8月8日    甲子園 )】 大会3日目の第2試合は7年ぶり2度目の出場となったクラーク国際(北北海道)が3年ぶり6度目の出場となった前橋商を終盤突き放し、甲子園で悲願の初勝利を手にし、北北海道勢として12年ぶりの白星をつかんだ。
 クラーク国際は3回1死二塁から1番・鈴木凰介(2年)の右前適時打で先制。その裏、前橋商にすぐさま追いつかれたが、1-1の7回2死三塁から敵失で勝ち越すと、8回にも2死三塁から高木馴平(3年)の二塁への適時内野安打、鈴木の2点二塁打などで5点を加え突き放した。投げては先発・新岡歩輝(3年)が毎回の10安打を浴びながら1失点完投した。

 試合後、新岡は「まずは初戦突破という大きな壁を越えられて良かったと思います。本当に最高に嬉しいです」と笑顔。10安打を浴びながらの完投勝利に「相手チームもすごい粘り強いと感じていたので、走者が出てもいつも通り冷静に投げることができました」と胸を張った。

 その要因として「一番はすごい競った相手が目の前にいた瞬間、応援してくれる人たちが見えたので、ここは負けられないなって思いでずっと投げてました」と応援してくれる仲間やアルプスに感謝した。

 センバツは沖縄尚学に1-3で惜敗。その悔しさをバネに「やっぱ一番は勝たないといけない気持ちが一番でかくて、大舞台を経験してきたことが自信あったので今日は思い切りプレーできました」と新岡。「守り勝つのが自分たちの持ち味。粘り強い野球が春から成長したかなと」と胸を張る。

 次戦は高校通算140発の佐々木麟太郞率いる花巻東と対戦する。「すごい良い打者もいるので抑えられるように調整していきたいです」と意気込んだ。

おすすめテーマ

2023年08月08日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム