阪神・村上 勝負の9月も泰然自若 個人タイトルより勝利「いつも通り何も考えずに投げるだけ」

2023年09月01日 05:15

野球

阪神・村上 勝負の9月も泰然自若 個人タイトルより勝利「いつも通り何も考えずに投げるだけ」
キャッチボールする村上 (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 3連敗で迎える9月の先陣。連敗脱出と再進撃を託された阪神・村上はヤクルト封じに気合を入れた。1日の登板に備えて甲子園球場での指名練習に参加。チームの士気の高さを再確認し、仲間を信じてマウンドに立つ決意を言葉にした。
 「みんな落ち込んでる感じじゃないし、切り替えている。連敗中という雰囲気じゃないし、またこれから勝っていく感じですよ」

 神宮でのヤクルト戦には手応えがある。4月29日、5月23日に2度先発し、2戦2勝で防御率1・29。東洋大時代から相性がいいマウンドで、しっかりと腕が振れている。ファン注目の“村上対決”にも計12打数2安打、打率・167、0本塁打に抑え、真っ向勝負で結果を出してきた。

 「いつも通り、何も考えずに投げるだけ。打線は変わっているけど、一番は村上が中心。その前にランナーを出さないようにするだけ」

 連敗阻止に成功すれば、目指す2桁勝利にも王手がかかる。岡田監督が「一つでもタイトルを獲らせたい。防御率ばっかりが気になる」と親心をのぞかせた個人タイトルに向けても、9月は大切な登板になる。「気にかけてもらえるのはうれしいけど、一番は防御率よりチームの勝利」。実りの9月に向け、目の前の一球だけに集中していた。(鈴木 光)

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