ヤクルト・ライアンの意地 適時打&100勝王手 チームのビジター連敗を10で止める

2023年09月01日 05:24

野球

ヤクルト・ライアンの意地 適時打&100勝王手 チームのビジター連敗を10で止める
<中・ヤ>7回、小川は自らのバットで適時打を放つ(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   ヤクルト6―1中日 ( 2023年8月31日    バンテリンD )】 チームの窮地でヤクルト・小川がエースの意地を見せた。今季最長となる8回を投げ4安打1失点で7勝目。「悪い流れを断ち切りたいとマウンドに上がった。攻めの姿勢で投げ切れた」と連敗を7で止める快投だった。
 最速144キロの直球が四隅に決まった。「カウントも取れたし、(ボールの)出し入れもできた」と直球を軸に、8回に木下にソロを被弾するまで得点を許さなかった。

 1―0の7回2死三塁の打席では祖父江から中前適時打で貴重な追加点も。「まぐれだけど、しっかり練習してきて良かった」。オスナに助言を求めるなど欠かさぬ打撃練習が実った。

 ビジターの連敗を10で止め、中日戦の2年ぶり勝ち越しが決まった。通算99勝目。プロ11年目で大台に王手をかけた。「積み重ねですし、やることは変わらない。次の試合に切り替えていい準備をしたい」。100勝目も変わらずチームのために腕を振る。(青森 正宣)

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