東海大野球部、あす開幕の首都大学秋季Lへ森主将 屈辱の春から、名門の意地見せる(写真あり)

2023年09月01日 17:34

野球

東海大野球部、あす開幕の首都大学秋季Lへ森主将 屈辱の春から、名門の意地見せる(写真あり)
屈辱の春を乗り越え、秋季リーグ戦に臨む東海大・森主将(左)とエース内藤 Photo By スポニチ
 首都大学野球秋季1部リーグはあす2日から開幕。同リーグ最多、75度の優勝を誇る東海大は筑波大との開幕カードに臨む。5月末に終了した春季リーグは史上初の1・2部入替戦参戦の危機を免れたとあり、今秋こそ名門の意地を見せる。
 勝負のシーズンを前日に控えた平塚市内の同校グラウンド。約3時間の練習を終えた森球紀(たまき)主将(4年)が力を込めた。

 「まずはリーグ優勝を目指して戦います。春ぶっちぎりで(リーグ)優勝した日体大を基準において、この3カ月間、チームをつくり直してきました」

 春は開幕カードの筑波大に競り負けると、第2週の桜美林大戦から細かいミスを連発し守備が崩壊。2戦連続逆転負けの末、翌週以降も大量失点を繰り返す悪循環に陥った。流れをつかめないまま、勝ち点ゼロ同士で武蔵大と対決。辛うじて勝ち越し、入替戦の危機は免れたが、到底受け入れられる結果ではなかった。

 「春が終わってから指導者、選手間とミーティングを繰り返して、投手力強化と、見えないミスをなくすことに重点を置いてきました」。内野は森、投手は内藤圭史(4年)、外野は金城飛龍(4年)が軸となり、ポジションごと連係を深め合った。8月のオープン戦は集中力を欠く試合が激減したという。「守備の精度が上がったし、失点数も減ってきた。春とは全く違う試合内容」と森は自信を深めた。

 春は投手陣に故障者が続出し、経験の浅い1年生投手がピンチで登板する機会が増えた。「荷が重い場面を経験させたので…。リーグ戦が終わって“申し訳ない”と謝りました。だから秋は4年生でばん回したいですね」。3カ月前は眠れない日々も経験したという森が、大学野球ラストシーズンこそ「実りの秋」にする。
 

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