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U18侍・丸田　ラッキー王子！　逆転呼んだ絶妙バント安打「最後にみんなに貢献できた」

2023年09月11日 05:05

野球

U18侍・丸田　ラッキー王子！　逆転呼んだ絶妙バント安打「最後にみんなに貢献できた」
＜日本・台湾＞4回に逆転の生還を果たして喜ぶ丸田（撮影・河合　洋介） Photo By スポニチ
 【U18W杯決勝   日本2―1台湾 （ 2023年9月10日    天母 ）】 ラッキーボーイが、逆転劇を呼んだ。0―1の4回1死二塁。丸田のセーフティーバントが、絶妙に一塁線に転がる。投手がさばいた一塁は一度はアウトも、リプレー検証で判定が覆って一、三塁。3者連続バントとなった続く高中のスクイズが敵失を誘い、丸田も一塁から一気に生還し逆転に成功した。
　「喜びがどれだけかというのが表せない。セーフティーバントから（逆転に）つながったので凄くよかった」

　今夏の甲子園では、史上初の決勝の初回表先頭弾で、慶応を107年ぶりの日本一に導いた。台湾でも人気健在の「美白王子」。だが、今大会は苦しんだ。1次Rは5試合で13打数2安打。最終戦だった5日のオランダ戦前には馬淵監督からバットの出し方など、直接指導も受けた。8日のプエルトリコ戦で大会初の複数安打となる2安打など、スーパーR以降は10打数4安打。この日のバント安打は世界一を引き寄せた。「あれは丸田のドラッグバントが光った。自分から“やっていいですか”と。見事に決めた」と馬淵監督。9試合で1本塁打のみも、小技、走力を重要視して勝ち抜いた指揮官は「スモールベースボールを掲げて、やり通して本当によかった」と振り返った。

　「序盤はみんなに助けられてばかり。最後にみんなに貢献できたのがよかった」。日本一から世界一へと駆け上がった丸田も、感無量だった。

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