巨人・菅野、ヤクルト・小川がNPB事務折衝で「直談判」 選手会要望「投げ抹消」中もFA日数加算を

2023年09月11日 14:07

野球

巨人・菅野、ヤクルト・小川がNPB事務折衝で「直談判」 選手会要望「投げ抹消」中もFA日数加算を
NPBを訪問した(左から)ヤクルト・小川、巨人・菅野、日本プロ野球選手会・森事務局長 Photo By スポニチ
 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が11日、都内で行われた。登板間隔が必要な先発投手が登板後に出場選手登録を抹消される「投げ抹消」について、選手会は抹消期間中もFA資格日数を加算する特例創設を求めていて、巨人の菅野選手会長とヤクルトの小川選手会長がNPBを訪問して訴えた。
 要望したのは、抹消から2週間以内に先発登板すれば7日を加算してほしいというもの。菅野は「後の世代の子たちに何か残してあげたいという気持ちで来ました。先発ピッチャーの価値というものをもうちょっと高めてもらえるように。もちろん軽視されているとは全く思っていませんが、投げて抹消でなかなか日数が稼げない選手が少なくないという現状がある。その日数を優遇してもらえるように、歩み寄ってもらえるように、話し合いができたんじゃないかと思います。限られた年数の中で(プレーしているので)1日でも、1年でも早く、という思いはあります」と思いを語った。

 選手会がこれまで具体例に挙げていたのが21年シーズンのヤクルト・奥川だ。高卒2年目で体調面も考慮され、先発登板翌日に出場選手登録を抹消される「投げ抹消」を繰り返しながら起用された。このシーズンは18試合登板で9勝4敗、防御率3・26、105投球回だった。

 小川は「実際にチームで奥川投手が経験している。そのヒヤリングをして、選手の思い、これからの若い選手の将来のために少しでも先発ピッチャーの価値というか、権利を得られるように伝えさせていただきました」と思いを語った。

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