オリ・頓宮 今季絶望的 左足薬指疲労骨折で全治8週間 中嶋監督「ちょっと無理ですね」

2023年09月24日 06:10

野球

オリ・頓宮 今季絶望的 左足薬指疲労骨折で全治8週間 中嶋監督「ちょっと無理ですね」
オリックス・頓宮 Photo By スポニチ
 オリックスは23日、頓宮裕真捕手(26)が先日に神戸市内の病院で「左第4中足骨疲労骨折」と診断されたと発表した。完治までは約8週間で今季中の復帰は極めて難しくなった。山下舜平大投手(21)も22日に神戸市内の病院で「第3腰椎分離症」と診断された。一方、リーグ優勝後の初戦となったソフトバンク戦は6―1で快勝。投打の中心選手が不在でも、これまで通りの全員野球で2年連続日本一を目指す。
 20日にリーグ3連覇を果たしたばかりのオリックスに衝撃が走った。今季打撃開眼し、リーグトップの打率・307をマークしている頓宮の左足薬指の疲労骨折が判明。完治までは約8週間の見込みで、ポストシーズンを含めた今季中の復帰は非常に厳しくなった。

 5年目の今季は本職の捕手ではなく、一塁手でレギュラーに定着。リーグ1位の打率だけでなく、16本塁打は森と並ぶチーム最多で、打線の中核だった。既にシーズンの規定打席に到達し、自身初タイトルとなる首位打者も視野に入る。16日に発熱を伴う体調不良で「特例2023」で出場登録を抹消されていたが、同時に左足にも痛みを感じていたため、病院で受診したところ疲労骨折していたことが分かった。

 体調不良からは回復し、20日のビールかけに参加。共同記者会見にも出席し、初タイトルへの思いを聞かれると「ゴールデングラブですか?ああ、首位打者ですか。全然気づいてなかった」とボケるなど、明るい表情を見せていた。一方、今後の出場には「ちょっとまだ分からないです」と言葉を濁していた。

 診断通りならプレー再開は11月中旬となり、10月18日からのCSファイナルSはもちろん、同28日開幕の日本シリーズ出場も絶望的。中嶋監督はソフトバンク戦後、「間に合えばいいんですけど、ちょっと微妙な感じ。普通の診断だったら、ちょっと無理ですね」と明かした。驚異的な回復を見せる可能性も残るが、2年連続の日本一を目指すチームには大きな痛手となった。(山添 晴治)

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