「新生・京産大」今季初勝ち点 今村新監督「正直うれしい」山本が躍動4打点、5番抜てきに応える

2023年09月24日 18:07

野球

「新生・京産大」今季初勝ち点 今村新監督「正直うれしい」山本が躍動4打点、5番抜てきに応える
<京産大・大院大>今季初の勝ち点奪取に喜ぶ京産大ナイン(撮影・河合 洋介) Photo By スポニチ
 【関西六大学秋季リーグ戦第4節2回戦   京産大10―8大院大 ( 2023年9月24日    わかさスタジアム京都 )】 京産大が両校計23安打の乱打戦を制して、今季初の勝ち点を奪った。
 同点の3回に一挙5安打4得点で勝ち越すも、直後の3回裏に同点に追いつかれる苦しい試合展開だった。それでも、4回に2番・西峯拓海(3年)の左犠飛で勝ち越して、6―5の6回2死満塁では、5番・山本陸(3年)が走者一掃となる左翼線への適時二塁打を放って突き放した。

 京産大は、リーグ戦開幕直前に光原逸裕前監督が辞任。88~96年に指揮した今村良平監督が再就任した。新政権で初の勝ち点となり、同監督は「今日は凄く大事な試合だと思っていた。危ない試合だった。選手には勝ち切ることを求めてきた。よく打線がつながった」と10安打10得点を挙げた攻撃陣を称えた。

 機能した打線の中でも「5番・DH」で先発した山本陸(3年)の躍動が光った。初回の先制打を含む2安打4打点と大暴れし、「来た球を自分の形で打とうと思っていた。結果につながって良かったです」と胸を張った。

 開幕戦で7番打者だった山本は、今節1回戦で6番、翌2回戦で5番にまで昇格した。好調を買われての中軸抜てき。「このチームの5番はいいところで回ってくる。その走者を還す。それだけを意識していました」と冷静に得点源としての仕事を果たした。

 チームは、開幕から2節連続で1回戦を勝利しながら、連敗で勝ち点を落としてきた。連勝でつかんだ勝ち点1に同監督は「正直にうれしい。だけど勝ち点は一つずつ取っていくもの。新たな気持ちで取り組んでいきたい」と決意を新たにした。

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