Honda熊本 猛打10得点 2年連続15回目の日本選手権切符 1番・山本卓5打点大暴れ

2023年09月24日 06:00

野球

Honda熊本 猛打10得点 2年連続15回目の日本選手権切符 1番・山本卓5打点大暴れ
<KMGホールディングス・Honda熊本>渡辺正健監督(中央)を胴上げして喜ぶHonda熊本の選手たち
 【スポニチ後援第48回社会人野球日本選手権九州地区最終予選第4日   Honda熊本10―4KMGホールディングス ( 2023年9月23日    北九州市民 )】 Honda熊本が第1代表決定戦でKMGホールディングス(福岡)を10―4で下し、2年連続15回目の日本選手権出場を決めた。1番・山本卓弥外野手(26)が1点を追う5回に逆転2ラン。6回は満塁走者一掃の二塁打でダメを押すなど5打点の活躍で打線を引っ張った。敗者復活トーナメント2回戦は沖縄電力がエナジック(沖縄)を6―5で破りKMGとの第2代表決定戦に進んだ。
 最後まで一発の威力を見せつけ、Honda熊本が代表の座を握った。1点を追う5回に1番の山本卓が「ポイントを前にずらされていたのでもっと引きつけようと思った」とカットボールを中越え2ラン。6回には満塁の走者を一掃する二塁打を決め、一人で5打点の大暴れ。前日は稲垣の2発など5本塁打し、今大会3試合7本塁打と猛打で勝ち取った第1代表だった。

 社会人野球は夏の都市対抗、秋の日本選手権の2大大会に合わせてピークをつくる。だが実はそれは至難の業。渡辺正健監督によれば「8月はどん底の状態だった」という。練習試合では大量失点に打てない打線とちぐはぐなプレーが続いた。山本卓も「ボールが見えない。打球が上がらない」と悩みっぱなし。そんな中、サイド左腕に変身した横川が復活勝利を挙げ救世主になり、不調だった打線も稲垣、山本卓らが急上昇。最終予選できっちり調子を上げた。

 杭州アジア大会に出場する侍ジャパンへの初招集を控える大黒柱・片山も4回途中から好救援。「国際舞台を経験してより進化した姿で戻ってきたい」と胸を張る。「代表を取るだけでなく取り続けていきたい」と渡辺監督は目下8大会連続の都市対抗出場とともに日本選手権もさらなる連続出場を目指す。(中島 泉)

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