選抜絶望の慶応・加藤主将は号泣… 森林監督「再出発」 エース小宅「先輩に頼りすぎていた」

2023年09月24日 15:27

野球

選抜絶望の慶応・加藤主将は号泣… 森林監督「再出発」 エース小宅「先輩に頼りすぎていた」
号泣する加藤主将(左)と森林監督(撮影・柳内 遼平) Photo By スポニチ
 【秋季高校野球神奈川県大会準々決勝   慶応0―4桐光学園 ( 2023年9月24日    保土ケ谷 )】 保土ケ谷球場の会見場に慶応・加藤右悟主将(2年)のすすり泣きが響いた。
 今夏の甲子園で107年ぶりの優勝を果たした慶応(神奈川)が神奈川県大会準々決勝で0―4で桐光学園に敗退。これで甲子園連覇が懸かる来春の選抜出場は絶望的に。今夏も主力として活躍し、新チームでは主将と捕手を務める加藤は無安打に終わり「引っ張らないといけなかったんですけど自分に力が足りなかったです」と己を責めた。


 仙台育英(宮城)、土浦日大(茨城)など他県でも今夏の甲子園を彩った強豪が散っている中、夏の王者も姿を消した。8月23日に甲子園決勝を終えた慶応は他校と比べて約1カ月も新チームの始動が遅れた。それでも森林貴彦監督は「甲子園で長く残れた。言い訳にするつもりはない。桐光学園さんの実力がだった」。言い訳はせず「新チームとして再出発するにふさわしい試合。夏に向けて長期的な目を持ってチームをもう一度つくり直す」と前を向いた。

 夏の甲子園では優勝投手となった右腕・小宅雅己(2年)は6回1/3を6安打3安打とエースの責任を果たせず。最上級生としてマウンドに立つ責任を実感し「エース(としての責任)がちょっと重くなった。(先輩に)頼りすぎていたのかなと思います」と語った。

 「エンジョイ・ベースボール」を甲子園でもう一度。陸の王者が長い冬を迎える。(柳内 遼平)

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