内川が現役ラストゲーム 「命をかけて命を削ってやってきた野球人生…すごく寂しい気持ちと同時に…」

2023年09月24日 20:48

野球

内川が現役ラストゲーム 「命をかけて命を削ってやってきた野球人生…すごく寂しい気持ちと同時に…」
<大分・火の国>4打数1安打だった内川 Photo By スポニチ
 【プロ野球独立リーグ 九州アジアリーグ   大分1―8火の国 ( 2023年9月24日    フジジンの杜 )】 ソフトバンクなどで現役通算2186安打を放ち、昨年限りでNPBを引退し、今季は九州アジアリーグの大分に所属する内川聖一内野手(41)が24日、現役最後の試合となる火の国戦(フジジンの杜)に3番DHで先発出場。4打数1安打だった。
 21日に今季限りの現役引退を表明していた内川の現役最後のヒットは、6回1死からセンターへのらしい安打だった。「僕自身がNPBで生きていくために、センター中心に、右方向にヒットを打ちながらレギュラーを取ってきた選手なので。その形を最後に見てもらえてよかったと思います」とほっとした表情を浮かべた。

 試合後はファンの前であいさつ。時折声を詰まらせながら「命をかけて、命を削ってやってきた野球人生がきょうで終わるのは、すごく寂しい気持ちと同時にほっとしている」と心境を語った。また、最終打席が併殺打だったことに触れ「ここまで頑張ってきたから野球の神様は最後にホームランでも打たせてくれて、かっこよく辞められるんじゃないかと思ったんですけど、最後の最後まで野球は難しいと思いました。打てなくて悔しくて、負けて悔しくて、本当に最後まで野球にいろんなことを教わったと思います」と感謝の思いがあふれた。

 花束贈呈では球場がある臼杵市出身でソフトバンク時代のコーチだった野球評論家の鳥越裕介氏(52)がサプライズ登場。内川の目からは涙があふれていた。

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