阪神CSブルペン　「広島用」「DeNA用」使い分けで万全　岡田監督「変わってくるわな、メンバー的に」

2023年10月04日 05:15

野球

阪神CSブルペン　「広島用」「DeNA用」使い分けで万全　岡田監督「変わってくるわな、メンバー的に」 — 練習中、阪神・岡田監督は安藤コーチ（左）と言葉をかわす Photo By スポニチ

　よりどりみどりのブルペン陣や！3日の甲子園での全体練習には、ロングリリーフ要員として再合流したビーズリーを含めて11人もの救援投手が参加。岡田監督はCSファイナルSでの対戦相手によって、メンバー入りする投手を決めることを示唆した。

　「11人か。そっから（ブルペン待機は）7人、8人な。ブルペン陣はちょっと変わってくるわな、メンバー的に。一番極端やんか、DeNAと広島やったら。右で打つやつがおるのと、左しか（切り札的な打者が）いてないところと。そうやろ？」

　これも、阪神の救援陣が充実しているからこその用兵と言えるだろう。「DeNAも佐野があんなん（右有鉤＝ゆうこう＝骨骨折で今季絶望）になったら、そんなにブルペンに左ピッチャーはいらんようになるし、広島になったら左（投手）がいる、とかな」。西川や秋山、松山ら、手ごわい左打者がそろう広島なら左投手を分厚く。逆に牧、宮崎、ソトら破壊力のある右打者が並ぶDeNAなら右投手を増やすというように、相手球団の特色に合わせて左右の投手を使い分ける算段を一例に挙げた。

　18日のファイナルS開幕を前に待っているのは、救援のメンバー入りをかけた熾烈（しれつ）なサバイバルだ。指揮官は「みんなフェニックス（・リーグ）に行くから、2試合ぐらいかな。大体な。みんな調子を上げていかなあかんで」と競争をあおった。選手の状態、そして勝ち進んできた相手との相性などを見極め、ベストの布陣を整える。（阪井　日向）